VAIO T Ultrabook 2012年

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VAIO T SVT1111AJ(Sony) 2012年
アルミボディに充実したインターフェンスで仕事にも使えるUltrabook
おそらくVAIO Tシリーズとしては最後のモデル。VAIO  Tシリーズは小型で光学ドライブを内蔵した2スピンモデルとして完成度の高い小型軽量モバイルノートPCでした。 
私も前モデルVGN-T91DS(2009年)は、発売日に購入して長く使っていました。本機の発売日には気になっていましたが従来の小型のオールインワン型とは若干コンセプトが異なっていたため、大分前に紹介したVAIO Pro13に移行しました。 
あらためて最終版のTシリーズですが、天板はアルミニウムのヘアライン処理が上手く使われています。パームレストとキーボード周りはマグネシウム合金を使っていますが筐体全体はプラスチックが多く使われ、質感よりエントリーモデルに近いものです。  
少し残念が気がしますが筐体もVAIO Proのくさび形ではなく、フルフラットな形状。 
正面左側はUSB×2と排熱系と電源。意外とFANが良く回ります。 
ヒンジ部分はパネルを開くと背部のヒンジ部が底部に回り込む構造でスタンドの役割を担っている。 
正面右側は各種インターフェイス(ヘッドフォン出力、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO デュオ用スロット、HDMI出力、アナログRGB出力、有線LAN)がびっしりと配置されている。有線LAN、D-sub15ピン出力は当時としては便利だったと思います。 
電源スイッチ。VAIOは電源部が意外とチープな印象を受けます。 
背面の液晶ディスプレイヒンジ部は樹脂にメッキをして鏡面仕上げに中央にはSONYロゴを配置することで、質感のあるデザインになっていて、これは上位モデルと同様。 
キーボードは11inchの割には筐体が広めなのでキートップの間隔を上手く広げて配置されそれほどクセはない。 
以前紹介したVAIO S11よりはタイピングし易い。残念なのがProに装備されているバックライトはありませんでした。
スライパット部は大型で操作し易い。オリジナル環境でないせいかパット部のコントロールがWindows標準で誤作動が多い。パームレスト部はしっかりと確保されていて両手がしっかりと置ける。 
LCDは11.6inch。フレームとパネル間が意外と太く質感が良くない。 
LCDはワイドタイプで1366×768ドットと標準的なスペック。出来ればもう少し解像度が欲しい。
HDウェブカメラ (有効画素数131 万画素)も装備。それなりに映ります。 
CPUは2世代のCorei5(i5-2467M 1.60GHz)でSSD128GB、オンボードメモリが2GB仕様だったので4GBを追加して6GB。この環境ではWindows10で最新パッチ当ててもそれなりに動いてくれます。但し無線LAN環境は(IEEE 802.11b/g/n)は貧弱で厳しい。 
本体スペックは
OS:64ビット版7 Home Premium (SP1)現行はWindows10
CPU:Intel(R) Core(TM) i5-2467M CPU  1.60GHz
メモリ: 4GB/6GB (オンボード2GB) 6GB(最大6GB) PC3L-12800 DDR3L
GPU:Intel Corporation 2nd Generation Core Processor Family Integrated Graphics Controller 64MB
ストレージ:SSD 128GB
WEBカメラ:有
サイズ:297(幅)×214.5(奥行き)×17.8(高さ)mm
重量:約1.42kg 
本機はSony初のUltra bookとしてアルミの天板やマグネシウム合金などを使用し、D-sub15RGB出力や有線LANなど省略されがちな装備もしっかりと装着したこだわりを感じました。 
現在使用しているVAIO SX12と並べてみました。薄型軽量と拡張性のニーズを考慮しこのようなスタイルとなりましたが11inchモデルは1.4kgと意外と重く、従来のTシリーズのような薄型間もない。薄型軽量はソニーの得意な分野ですが、コストとの兼ね合いもあるのか全体のバランスを考えたスタイルになってしまったのが残念でした。 
しかしながらエントリーモデルの位置付けではアルミの天板、豊富なインターフェイス類と価格帯を考慮すれば良いモデルだったと思います。 

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