SO-903iTV(docomo-SONY) 2006年
3インチワイドQVGA(240×432ピクセル)液晶を搭載した初代BRAVIA携帯。
本機は回転2軸スタイル式でしたが筐体六角形の独自フォルムが特徴でした。2世代目のワンセグ携帯としては若干大きめなスタイルでした。
BRAVIAブランドを名乗るだけあり、六角形の筐体に軸をずらす機構を取り入れたことで、液晶部を横向きに回転させても安定した状態で自立できるTVスタイルが特徴でした。 8687
私の当時の印象はスリムだけ”デカい”という印象でP903iTVと比較してもサイズ感があり、購入はコレクション用として数年後に購入しました。
本機の最大の特徴は当時最大級だった3inch液晶の搭載でした。240×432ピクセルの3インチ液晶からみる映像は当時の携帯端末の中で大きなインパクトがありました。
背面パネルにサブディスプレイ。約1.1インチ(36×128ピクセル)のモノクロ有機ELを搭載。インカメラは11万画素CMOS
裏面には有効200万画素CMOSのメインカメラを実装していました。スペック的には標準的でした。その後カメラ機に特化したSO905iCS(500万画素)が発売された時には驚かされましたが。
テンキー部。
本体左側プッシュトークボタンと卓上ホルダ用の充電端子。
右側面にはカメラボタンと、ワンセグ用のアンテナ、microSDスロットを装備していました。
ワンセグ用のロッドアンテナは他社とは異なり本体サイドに配置されていてアンテナの下にワンセグ専用の操作ボタンが現れ、視聴/録画に関するボタン類が配置されています。
起動させるとBRAVIAのイメージカラーであるブリリアントレッドのUIが特徴でした。
閉じた状態の先端部(左)。ディスプレイ側に赤外線ポート、ダイヤルキー側にヘッドフォン端子がある。
機能的には前回紹介したSH-903iTVのようなマルチタスク表示には対応していないのが残念でした。
本機は初のBRAVIA携帯でワンセグ規格でBRAVIAエンジンを搭載するこで映像美もソニーらしい色彩の濃い映像になっていました。
ワンセグTVはチューナーの受信感度も良く、BRAVIAエンジンは赤や黒が綺麗に表現されるのが特徴的でした。予約録画に対応し、microSDへの録画も可能でした。。再生機能は1.3倍の早見/早聞き機能や、録画しながら再生できるタイムシフト機能もありました。
クローズ時のフォルムはソニーらしい質感がありデザイン性は高いものでした。 8622 or 8640
特徴的な六角形フォルムと回転2軸を上手く利用した独自の形状はLCDを開いて横置きスタイルにした際に、端末自体も斜めに置け、単独でも安定して横置きできる構造でした。
閉じた状態の先端部(左)。ディスプレイ側に赤外線ポート、ダイヤルキー側にヘッドフォン端子がある。
本機は六角形のフォルムでエッジを効いたデザインとBRAVIA映像を手のひらサイズの携帯デバイスでも再現した個性的なデバイスでした。
コメント