デジタルが支配する時代にアナログで到達した、レーザーディスク再生の絶対頂点
発売: 1989年(日本)/1990年(北米・LD-S2として) / 価格: 400,000(日本 / 北米モデル: LD-S2 / ボディカラー: ピアノブラック / リモコン: CU-CLD021付属
LD-X1 (PIONNER) 1989年
LD-S1のコンセプトを継ぎ、デジタルで超える。
前作LD-S1がフルアナログ処理でレーザーディスクの限界を引き出すことを使命としたとすれば、LD-X1は「デジタル処理技術を駆使してその先へ踏み込む」という次なる段階への挑戦でした。
水平解像度425本・映像S/N比52dB。この二つの数値はLD-S1とほぼ変わらない。しかしLD-X1がLD-S1を凌駕するのは数値の上ではなく、デジタルビデオプロセッシングによる映像の純度と安定性においてだ。重量28kg、本体寸法457×182×458mm。これほどの質量と体積を家庭用プレーヤーに投じてまで追求したのが本機でした。
LD-S1のコンセプトを継ぎ、デジタルで超える。
前作LD-S1がフルアナログ処理でレーザーディスクの限界を引き出すことを使命としたとすれば、LD-X1は「デジタル処理技術を駆使してその先へ踏み込む」という次なる段階への挑戦でした。
水平解像度425本・映像S/N比52dB。この二つの数値はLD-S1とほぼ変わらない。しかしLD-X1がLD-S1を凌駕するのは数値の上ではなく、デジタルビデオプロセッシングによる映像の純度と安定性においてだ。重量28kg、本体寸法457×182×458mm。これほどの質量と体積を家庭用プレーヤーに投じてまで追求したのが本機でした。
我が家にあるLD-X1はヤフオクで電源入りますがイジェクトしてもローディングしないLD-X1を大分前に購入(当時20,000円前後でした)して放置状態でした。
かなり重く、置く場所もそろそろなくなってきたのでダメ元で分解を開始しました。すでに前回紹介したLD-S1があるので動かないようなら廃棄するつもりでした。

本体の状態はキズも少なく状態はそれほど悪くありません。本体重量は28kgとかなりの重量級です。

電源は入りましたがトレイはやはり出てこない状態でした。

まずはサイドウッドを外していきました。

上部の銅製の天板をはずします。

内部はかなり基板が何層も配置されています。

トレイは手動では引き出せます。ゴムベルト劣化の可能性もありますが基板が多すぎてゴムベルトの場所が判りませんでした。

とりあえず手前の基板を外していきます。


プーリーとベルト、モーターが現れました。


交換して元に戻します。

イジェクトボタンを押すとローディンが行えるようになりました。

次にディスク(レーザー)を読み込めるかの検証です。

LDディスクはピックアップも移動し読み込みが行えました。


映像も出力が確認できました。

この機種はLD-S1にないS端子出力を装備されていました。S端子出力からアナログRGB出力に変換しプロフィールに出力してみました。

SーRGBコンバーターはSONY YR-421


レーザーディスクを見る機会は現在ではかなり限られますがコンポジェット出力とはまた違ったシャープで色の表現がはっきりする映像でDVDのMPEGの圧縮された映像とはまた違った味わいのある映像です。

このLD-X1は前回紹介したLD-S1の後に発売され、当時の最高級機でした。LD-S1のアナログの味わいに対しLD-X1は、デジタル処理が入り映像の深みと発色の良さはDVD映像とは違った印象です。
本機のコンセプトはデジタルビデオプロセッシングによるリファレンスLD再生機の完成でした。。LD-S1が無垢銅板基板・フルフローティングメカ・ツイントランスといったアナログ的な純度の追求によって達成した水準を、LD-X1はデジタル信号処理の力によって別次元に引き上げることを目指していました。
最大の革新が、デジタルTBC(タイムベースコレクター)とデジタルY/C分離の搭載です。TBCはディスクの回転ムラや機械的な振動から生じる映像信号の時間軸誤差(ジッター)をデジタル的に補正し、完璧に安定した映像信号を出力する回路だ。さらにデジタルY/C分離は、コンポジット映像信号から輝度(Y)と色差(C)を精密に分離することで、色にじみ・クロスカラー(カラーノイズ)・ドット妨害を根本から排除します。これらは当時の業務用モニター機器にしか搭載されていなかった最先端技術であり、LD-X1はそれを家庭用プレーヤーに持ち込んだ最初の機体でした。
本機のコンセプトはデジタルビデオプロセッシングによるリファレンスLD再生機の完成でした。。LD-S1が無垢銅板基板・フルフローティングメカ・ツイントランスといったアナログ的な純度の追求によって達成した水準を、LD-X1はデジタル信号処理の力によって別次元に引き上げることを目指していました。
最大の革新が、デジタルTBC(タイムベースコレクター)とデジタルY/C分離の搭載です。TBCはディスクの回転ムラや機械的な振動から生じる映像信号の時間軸誤差(ジッター)をデジタル的に補正し、完璧に安定した映像信号を出力する回路だ。さらにデジタルY/C分離は、コンポジット映像信号から輝度(Y)と色差(C)を精密に分離することで、色にじみ・クロスカラー(カラーノイズ)・ドット妨害を根本から排除します。これらは当時の業務用モニター機器にしか搭載されていなかった最先端技術であり、LD-X1はそれを家庭用プレーヤーに持ち込んだ最初の機体でした。

外観はAVラックの棚板間隔に収まるギリギリの寸法です。フロントパネルは深みのあるピアノブラック仕上げで統一されており、鏡のように光を反射する漆黒の表面がこの機体に楽器的な品格を与えています。
フロントパネルには大型のフロントローディングスロットと必要最低限のボタン群が配置されています。操作ボタンは再生・停止・サーチ・インデックスなど主要なもののみに絞り込まれており、細かい機能は付属リモコン(CU-CLD021)で操作する設計です。余計な操作子をパネルに露出させないことで、フロントフェイスの静謐な美しさを保ちつつ、内部回路への振動伝達経路を物理的に減らす効果も持たせています。

フロントパネルには大型のフロントローディングスロットと必要最低限のボタン群が配置されています。操作ボタンは再生・停止・サーチ・インデックスなど主要なもののみに絞り込まれており、細かい機能は付属リモコン(CU-CLD021)で操作する設計です。余計な操作子をパネルに露出させないことで、フロントフェイスの静謐な美しさを保ちつつ、内部回路への振動伝達経路を物理的に減らす効果も持たせています。

本体下部のシャーシには高炭素鋼が採用されており、炭素鋼はベースと黒鉛の接触面で摩擦を生み出し、その黒鉛によって振動エネルギーを吸収する。さらにこのシャーシ重量は約6kgに達し、ハニカム構造と組み合わせることで材料と構造の両面から振動を抑制し、映像・音質の向上に貢献している。

表示体も劣化も進んでいなく情報量もキャプチャーNoと再生時間表示とシンプル。

フロント下部のカバーも破損もなく良い状態。

背部。コンポジェット出力、S映像出力、音声のオプティカル出力、アナログ出力。


本機が発売されていた時期は既にLD/CDV/CDコンパチブルプレーヤーも登場していましたがこのLD-X1は音声信号の干渉を受けることとなって画質が犠牲となり、オートターン機能も画質のバラつきを生むこととなったので、こCD非対応、オートターン無しLDの専用機として画質にこだわった1台でした。

レーザーディスク自体はアナログ仕様でありLD-S1はリファレンス機として当時の規格ではノイズも少なくアナログ映像としてはかなりクリアな映像を出力できました。
映像処理の核心を担うのがデジタルビデオプロセッシングシステムです。LD-X1が採用した8fsc・18ビット直接線形変換は、色副搬送波周波数(fsc)の8倍でサンプリングし18ビットの高精度でデジタル化することで、アナログ回路では避けられない量子化歪みや変換誤差を極限まで小さくする。さらに3ラインアダプティブくし形フィルターがNTSC信号のY/C分離精度を大幅に向上させ、動き適応処理により静止部と動き部分で最適な処理を自動的に切り替えます。
映像処理の核心を担うのがデジタルビデオプロセッシングシステムです。LD-X1が採用した8fsc・18ビット直接線形変換は、色副搬送波周波数(fsc)の8倍でサンプリングし18ビットの高精度でデジタル化することで、アナログ回路では避けられない量子化歪みや変換誤差を極限まで小さくする。さらに3ラインアダプティブくし形フィルターがNTSC信号のY/C分離精度を大幅に向上させ、動き適応処理により静止部と動き部分で最適な処理を自動的に切り替えます。

また音声に関しては驚くほどよい音を出力します。8fsc・18ビットD/Aコンバーターをアナログチャンネルにも適用し、デジタル音声との高い親和性を持たせています。アナログFMオーディオもデジタル的に処理されることで、テープヒス的なSPノイズが大幅に低減されている。デバイ的な物量で現在のHi-Bitのデジタル音ではありませんが重厚でデスクにもよりますがCDの音質とは明らかに異なります。

本体スペックは
対応フォーマットレーザーディスク(CAV / CLV、片面専用)
映像処理デジタルビデオプロセッシングシステム(8fsc・18bit直接線形変換)
水平解像度425本
映像S/N比52dB
Y/C分離デジタル3ラインアダプティブくし形フィルター
タイムベース補正デジタルTBC(フルデジタル処理)
ノイズリダクションデジタルカラーノイズリダクション
トリックプレイ2メガビットビデオメモリ(CLVスチルフレーム・コマ送り・スロー)
D/Aコンバーター8fsc・18ビット直接線形変換
ピックアップ駆動リニアモーター式ダイレクトドライブ、超高速駆動機構
スピンドルモーター超極太10mmシャフト
フォーカスNEWアキュ・フォーカス・システム
電源部Rコアツイントランス(映像系・サーボ系独立)
シャーシ素材高炭素鋼アンダーシャーシ(約6kg)+ハニカム構造
CD再生非対応(LD専用機)
映像出力コンポジット、S映像(Y/C分離)各1系統
音声出力アナログステレオ、デジタル(光・同軸)各1系統
本体寸法457 × 182 × 458mm
本体重量28kg
発売価格400,000円(日本)
このLD-X1はLD-S1を更に進化させ多くの物量を投入し開発メーカーとしてパイオニアが音の質感とダイナミックな映像にこだわったフラグシップ機でした。当時のパイオニアは手間を惜しまず物量を惜しみもなく投入したデバイスが存在しました。
対応フォーマットレーザーディスク(CAV / CLV、片面専用)
映像処理デジタルビデオプロセッシングシステム(8fsc・18bit直接線形変換)
水平解像度425本
映像S/N比52dB
Y/C分離デジタル3ラインアダプティブくし形フィルター
タイムベース補正デジタルTBC(フルデジタル処理)
ノイズリダクションデジタルカラーノイズリダクション
トリックプレイ2メガビットビデオメモリ(CLVスチルフレーム・コマ送り・スロー)
D/Aコンバーター8fsc・18ビット直接線形変換
ピックアップ駆動リニアモーター式ダイレクトドライブ、超高速駆動機構
スピンドルモーター超極太10mmシャフト
フォーカスNEWアキュ・フォーカス・システム
電源部Rコアツイントランス(映像系・サーボ系独立)
シャーシ素材高炭素鋼アンダーシャーシ(約6kg)+ハニカム構造
CD再生非対応(LD専用機)
映像出力コンポジット、S映像(Y/C分離)各1系統
音声出力アナログステレオ、デジタル(光・同軸)各1系統
本体寸法457 × 182 × 458mm
本体重量28kg
発売価格400,000円(日本)
このLD-X1はLD-S1を更に進化させ多くの物量を投入し開発メーカーとしてパイオニアが音の質感とダイナミックな映像にこだわったフラグシップ機でした。当時のパイオニアは手間を惜しまず物量を惜しみもなく投入したデバイスが存在しました。

すべてのLDユーザーが「いつかは」と夢見た一台
Pioneer LD-X1は、レーザーディスクというフォーマットへのパイオニアの集大成的な回答でした。デジタル処理技術をフルに投入した映像信号処理、LD-S1から受け継いだ電源・シャーシの物量投入、LD再生に専念したシングルサイド専用機という潔い割り切り。これらすべてが「完璧な映像と音が、心に触れる」という言葉の根拠となっています。
発売から35年以上が経過した現在もなお、世界中のLD愛好家から「これを超えるLDプレーヤーは存在しない」と言い続けられるLD-X1。28kgのピアノブラックの巨体の中には、あの時代のパイオニアが到達した映像再生の理想形が、静かに、しかし確かに息づいています。


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