音楽再生の係わり方を根本的な変えたiPod
メカニカルホイールが特徴だった2世代目のiPod(Touch Wheel)
故ステーブ・ジョブスは「音楽業界全体を変えた」と表現した初代iPodから翌年にマイナーチェンジしたデバイス。10GBと20GB版があり10GBは若干薄くなったようですが本機は20GB
液晶部はその後のiPodclassicまでほとんど変わらなかったインターフェース。
白黒LCDとメカニカルホイールによりシンプルで直感的なスクロールインターフェイス。
1番の特徴なのがメカニカルホイール。
初代と同様にメカニカルホイールが特徴ですが初代は機械式ですがホイール部は物理的に回転しないタッチセンサー式のホイールに変更されています。
シンプルな操作と「1000曲をポケットに」というフレーズは当時のデバイスにはないコンセプトであり、AACの再生にも対応してWindows版も存在した。
中央の決定ボタンと、四方向、リストやボリュームをこのホイールで一元化しすべての操作が親指だけで行えたことは画期的でした。
背部はステンレスの鏡面仕上げ。見た目は非常によく、磨きをかけた処理は非常に美しい。(扱い方次第でキズだらけになりますが。)
下部のインターフェース系。FireWireポート、ヘッドホンジャック、ホールドスイッチ。この時期はまだ特有のDockコネクターではありません。
当時はUSBは1.0だったため転送速度は遅く、FireWire(IEEE1394)の転送スピードは快適でした。 9109
内蔵の20GBのHDDはまだ健在で久しぶりにPowerBookG4のiTunes経由で音楽を転送してみました。
修理していた4世代目iPod (Click Wheel)と並べてみました。4世代目になると大分スリムで薄くなります。
デザインは当時のMacと同様にジョナサン・アイブ。ホワイト色の光沢のある素材や磨き上げられたステレスの素材はシンプルで質感が高いでデザインでした。
このiPodの登場で自分が所有する音楽を全て持ち運ぶことができるコンセプトは音楽自体の聴き方に大きな革命を起こしたデバイスでした。
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