VAIO SX12 BLACKEDITION (VAIO) 2022年
コンパクトな筐体にCPUに第12世代Core(Alder Lake)と12inchフルFD(1,920×1,080ドット)で軽量(約899g)を備えたモバイル機
今までは11inchサイズのS11 ALL BLACK EDITIONを使用していました。このS11は非常にコンパクトでLTEモジュールも搭載するなど機能的には申し分ない機体でしたが実はそれほど使用頻度が少なく、CUPがCore i7-8550U(2.4GHz)の為か意外とバッテリーの持ちが悪かったり、キーサイズが中途半端なサイズでタイピングがし難くい、LTEモジュールのスピードが思ったほど出ないなど細かい不満がありました。
今回発売されたSX12 BLACKEDITIONは第12世代CPUの14コア(Pコア×6、Eコア×8)/20スレッドのCore i7-1280P(最大4.8GHz)とS11よりかかりスペックアップしました。288
包装箱は意外と厚みがありました。筐体はVAIOログ入り袋に入っており、付属品は電源と簡単な取説のみ。
サイズ的にはS11より若干サイズアップされていますがそれほど違いを感じません。
天板はマットブラックで統一されていてシンプルなデザインは質が向上している。
ディスプレイを開くとアルミフレームのボディとLCDの一体型のデザインは現在のVAIOらしい。
パームレスト部はヘアライン加工で前回紹介したS15ようなプラスチックのヘアライン調ではなく質感が高い。が以外と指紋等が付きやすくメンテが大変です。 300
スライドパット部はそれほど進化がなく、ほぼ同じ機能。
液晶部は12.5inchワイドと11.6inchからサイズアップし解像度がFullHD時でもテキストが見やすくなった。
SX12ベゼルが薄くなった分だけでサイズはそれほど変わっていない。
さりげないVAIO彫りのアクセントも気に入っています。
正面左側。 イヤホンジャック、USB-typeA。
ヒンジ部。この部分はVAIOの特徴の1つで構造的にも洗練されている。
背面ヒンジ部だけガンメタリックになっており一層ボディが引き締まった感じがします。
正面右側。 USB 3.0 Type-A、Thunderbolt 4(USB Type-C)、HDMI出力、有線LAN。D-sub端子がなくなったのは残念。
電源は今主流のC型タイプでサイズもだいぶ小さくなり邪魔にならない。本体は電源端子がなくった。
電源スイッチ部。S11(写真下)よりだいぶまともになり、指紋モジュールも内蔵しています。前モデルはシンプルすぎた。
LCDは水平まで開くことができるため、自由度が広がります。
WEBカメラはかなり進化しています。解像度がHDなったことと、カメラの画質をVAIO側でコントロールができるようになりました。Zoomなどの会議が多い中で背景ぼかしや自動フレーミング、逆光補正などがあり特に自動フレーミングは便利。私はあまり必要ありませんがシャッターも付いています。またカメラの横には人感センサーもあり、これらの認証機能と連動し離席したときに自動で画面をロックし、戻ってきて再びPC正面に着席したときに自動でWindowsにログオンができます。
キーボード部。S11はサイズの制限もありキーピッチが狭く、非常にタイピングがし難いのが欠点でしたが本機はキーピッチも19mmと通常キーボードと同様となりキー自体もサイズアップされ、かなり改善されました。
全モデルはこだわりすぎてキーボードもバックライト付き無刻印ブラックキーボード(英語配列)にしましたが英語配列は半角/全角キーがないため、IMEの切替が面倒(Alt+˜)なため、標準タイプにしました。自発光式。
デザイン的には無刻印ブラックキーボード(右:S11)は良かったです。
本体スペックは
CPU:Core i7-1280P プロセッサー
GPU:インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ:16GB DDR5
LCD:12.5型ワイド(16:9) Full HD 1920×1080
SSD:256GB
ネットワーク:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax準拠
Bluetooth :Bluetooth 5.1
生体認証:指紋、顔認証
カメラ:CMOS センサー搭載Full HDカメラ Windows Hello 顔認証対応 207万画素
外形寸法:約幅287.8mm×高さ15~17.9mm×奥行205mm
重量:約899g~940g
本機はハイスペックなCore i7-1280P プロセッサーを小さな筐体に凝縮し、モバイルPCとしては十分すぎる性能を持っています。前機S11の8世代(Core i7-8550U(2.4GHz)でもブログやOfficeアプリケーション程度なら特に問題はありませんが、動画エンコードやGPU比率が高いゲームなどは違いを感じさせられました。
このALL BLACK EDITIONは筐体の全てが黒く染め上がっているのが特徴でどの角度から見ても黒一色のこだわりが所有欲を擽られます。
私の環境は5年に一度程度で使用しているPCを入れ替えています。このほかにも入れ替え中なので、順次紹介していこうと思います。
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