VAIO VGN-SZ82PS(Sony) 2006年
13.3型WXGA液晶を搭載する2スピンドルモバイルtype S
前回紹介したVAIO TypeS VGN-S53B/Sのモデルチェンジ版。カーボン素材をふんだんに利用したスタイリッシュな筐体とCPUにモバイル向けCore 2 Duoを採用したモデル。
これによりハイエンドノートに匹敵するパフォーマンスを実現しながら、2kgを大きく下回る重量や最長6時間のバッテリ駆動を実現する高いモバイル性能を持っていました。
カーボン素材は高価でしたが軽量化には優れておりコストをかけていた「VAIO505エクストリーム:2003年」にも採用されていた。
パネル部は特徴でもあるカーボン素材は液晶パネルの天板部を覆っている。WXGA(1,280×800ドット)表示対応の13.3型ワイドTFTでソニーが得意としていたクリアブラック液晶を採用し光沢のある、表示は非常に鮮やか。
アルミ素材のパームレスト部。有機的でVAIOデザインらしい像形。
ポインティングデバイスはパッドタイプの「インテリジェントタッチパッド」を搭載。
左右のクリックボタンの間にスライド式の指紋センサーが配置されているが、この指紋センサーによるスクロール機能がある。本機からはタッチパッド下部のスライド式指紋センサーは、Windowsのログオン認証などに活用できるようになっていた。また、TPMセキュリティチップも内蔵されていた。
パームレスト部にはFeliCaポートが搭載されていた。当時はなかなか利用範囲が狭かったのが残念
キーボード(ピッチ19mm、ストローク3mm)はタイピングがし易い。
手前のパームレスト部は押し出し成形のアルミニウム素材により質感と軽量化がされてる。
左側面。マイク、ヘッドフォン端子、IEEE 1394、ミニD-Sub15ピン、Type2 PCカードスロット、メモリースティックデュオスロットを配置
背部。右にCPUやグラフィックチップ用の空冷ファンの排気口
右側面。DVDスーパーマルチドライブ、ExpressCard/34スロット、USB 2.0×2、LAN/モデムの各コネクタが配置されている
ヒンジ部。VAIO独自の丸形ヒンジが特徴。
中央は電源ボタンとWifiスイッチ、そしてGUP切替スイッチ。GPUとしてNVIDIA GeForce Go 7400を搭載しており3D描画能力も高かった。
本体スペックは
CPU:Core 2 Duo プロセッサー T5600(1.83 GHz)
チップセット:Intel 945GM Express(533MHz)
OS:Windows XP Professional SP2
メモリ [標準容量] 512MB [最大] 2G (単位 MBまたはB)
メモリ [タイプ] DDR2 SDRAM DDR2 533 SO-DIMM(533MHz動作)(デュアルチャンネル対応)
HDD: 60G Serial ATA/150
ドライブ: DVDスーパーマルチドライブ
PCカードスロット数:TYPEII×1、Express Card×1
メモリメディアスロット メモリスティックDuoスロット×1、SDカード/MMC/xD-ピクチャーカード(メモリカードアダプタ付属)
GPU:nVIDIA GeForce Go 7400 with nVIDIA TurboCache/Intel Graphics Media Accelerator 950 VRAM容量 最大128MB
LCD:TFTカラー クリアブラック液晶、WXGA、1280×800(1,619万色) 2048×1536(1,677万色)
LANポート:100BASE-TX/10BASE-T
通信機能:IEEE802.11a/b/g無線LAN
USBポート USB2.0×2
IEEE1394ポート 4ピン×1
外形寸法 [幅] 315 (単位 mm) [奥行き] 234.3 (単位 mm) [高さ] 25.7 (単位 mm)
重量 1.89 kg
クリアブラック液晶は光沢感が強く、なかり鮮やか。
ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。
標準搭載の Click to DVDは簡単にDVカメラからチャプター、メニュー作成等のDVDビデオの作成が簡単に出来ました。
このType-SはCPUにCore 2 Duoの最上位モデルとなるT7600(上位モデル:本機はT5600(1.83 GHz)が搭載されていることもあり、当時としてはパフォーマンスが高く、この位のスペックがあると仕事からホビーまで利用範囲が広いハイエンドモバイル機でした。
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