名機と迷機 PlayStation (Sony) 1994年、PlayStationClassic (Sony) 2018年

ゲーム機

Part2:初代プレステーションとMOSチップのセキュリティの考察。(ディスクイメージを実機で動かす)
Playstation1は専用CD-ROM(黒CD-ROM)のみで起動するように設計されていますのでディスクからイメージを吸い上げてもCD-R等ではバックアップが起動しませんでした。

しかし実際はいくつかの方法が発見され、私もPro Action ReplayとMODチップの2つの方法を試した記憶があります。MODチップを組み込んだ機体が既に故障しているので今回はPro Action Replayを使った起動方法を久しぶりに行ってました。

Pro Action ReplayのCD停止機能を使ったバックアップ方式
このMOD-REPLAYは元々ゲーム改造を行うためのものですがCDを停止する機能があり次の方法でバックアップディスクが起動しました。

MOD-REPLAY自体はパラレル入出力端子を使います。この端子を利用した周辺機器は最後まで発売されませんでした。

しかもこのパラレル入出力端子がくせ者でPro Action Replayとの接続に個体差があり全てのPlayStationで起動するわけでもありませんでした。

Pro Action Replayを本体に接続させディスクトレイ部に専用のバネをセットすることによりトレイが閉じているようにご認識させています。

起動方法は最初にゲームディスクを挿入し電源を入れると本体がディスクを認識します。

電源を入れると専用メニューが起動します。

そしてCDの回転が止まるのを待ちます。

市販ソフトをCD-Rソフトに交換しPARのメニューからゲームを起動します。

Pro Action Replayの起動は個体差があり初期型(SCPH-1000)が一番起動率が高い。

ソフト自体はイメージファイル(ISO,BIN)をライティングソフトを使ってCD-Rにライティングすれば可能です。

初代PlayStationのソフトは現在ではかなり安価で流通していますが、名作や販売数が少ないなど手に入りにくいソフトを起動できるのは今でも大きなメリットです。

PlayStation1と2はAVマルチ出力(RGB)を備えていたため対応するモニターがあるとボケが少ない鮮明な映像が楽しめました。

PlayStationは初代から現在に至るまでセキュリティを担保する側とそれを突破する繰り返しの歴史がありました。ソフトウェアがROMからディスクそしてクラウドへと変化していく中で今後はソフトウェアのセキュリティがどのような展開になっていくかが楽しみにです。

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