CD,DVD,Video-CDに対応したユニバーサルプレヤー。
90年代後半から2000年前半はDVD、CDのフォーマットが主流でこれに対応したユニバーサルプレヤーが多く存在しました。
本機も以前紹介したDVP-S7000のマイナーチェンジ版。
対応しているフォーマットは CD,DVD,Video-CD。
当時はDVD再生にも使用していましたが、現行は音楽再生用です。当時の中堅機(12万円前後)の中では良いほうだったと思います。
外観はスイッチ類も少なくシンプルでソニーらしいデザイン。
ソニーはこのシンプルなデザインでもローディング系のギミックを持ち合わせていたのも当時の魅力でした。
正面右側には操作系ボタンとパネルのUP/DOWN、イジェクトボタンが配置されています。
パネルボタンを押すと手前のパネルが降下しドライブが現れます。
中央のドライブの左右にコントロール系のボタン類が配置されています。このボタンで大まかな操作は全て可能でした。
イジェクトするとトレイが出てきます。
このような複雑な機構は操作することで所有感をくすぐります。
DVP-S7000はパルスカレントコンバータでしたがハイビット機種(96kHz 24bitリニアPCM)に変更されています。
このDAコンバーターの変更でしたが音質はS7000のほうが重厚感があり、本機は綺麗な音質といった感じ。
底部です。中堅機のわりにはしっかりと作られています。
インシュレーター。音楽用としてはもう少し頑張って欲しかった。
背部です。銅板でこだわりがみられます。
本体スペック
信号方式:NTSCカラー方式(EIAJ)/ PAL方式(CCIR)
音声周波数特性: DVD(PCM96kHz再生時) 2Hz~44kHz(±0.5dB)/ DVD(PCM48kHz再生時) 2Hz~22kHz(±0.5dB)/ CD 2Hz~20kHz(±0.5dB)/ 音声SN比 115dB以上
音声高調波歪み率:0.0018%以下 / 音声ダイナミックレンジ DVD 103dB / CD 100dB
ワウ・フラッター:測定限界以下(±0.001% W PEAK)
出力端子:(映像系) コンポーネント映像:ピンジャック×3
リモコン。サイズ的にはなかり大きい。
当時、ソニーのDVDプレヤーとしては最上位機種でしたがDVD規格は進化の速度が速くプログレッシブ出力に対応できていないなど現行では使えませんがCDプレーヤーとしては良質なパーツを使うなど今でも十分な音を奏でてくれます。
また、ローディング系のギミックは当時のソニーしか作れなかったもので今でも所有したいと思わせる仕組みです。
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