ビクターがS-VHS技術の集大成と付けたビデオデッキ
本機を購入した時期は録画環境かテープからDVDレコーダーに移行としている時期の1998年頃に中古で購入。
DVDレコーダーのRD-X1(Toshiba)を購入後、接続してテープメディアをDVD化していました。
筐体自体はかなり大型(横43.5cm、奥行き39cm、高さ15㎝)でパネル類は格納式。右のジョグダイヤルは当時の編集用ビデオデッキの必須アイテム。
大型のわりにスイッチ類がない為、デザイン的にはシンプル。
特徴はプロ用編集機と同等の高精度・電子編集機能を搭載していました。
ドアをオープンにすると編集用パネルが開かれ編集用のスイッチ類が機能別に配置されています。
ジョグダイヤルの編集制度は±3コマ。HF-3000の精度まではいきませんでしたがVHSにしては十分な精度でした。
エフェクト、タイトル編集、インサート、ノイズリダクション(DOLBY_B)そしてフライングイレースヘッドと編集には十分でした。
久しぶりに起動させてみます。
背部です。アナログ系の入出力にS端子も装備されています。
フロント下部にも各種端子が装備されています。
アナログ入出力、ヘッドホン、マイク、チャンネル設定等 035
S端子接続します。
ビデオデッキは定期的にメンテしているのでテープの巻き込みなどなく30年経ってもなんとかメカも動きます。
FL管は換えがないので寿命が心配です。
デッキ自体のポテンシャルが高いためか画質も初期型(HF-S7000)よりも画質が一段と向上しています。
録画ソースも高画質のせいか黒、赤、青などしっかりとした映像が再現できていて、特に黒が潰れないのはアナログデッキの良いところです。
リモコンです。
かなり多機能でコストの掛かっているリモコンです。今でも動きます。
アナログデバイスはモニター(PROFILEPRO_KX-34HV2)に接続しいます。液晶パネルも高画質ですがこのプロフィールの映像はアナログ的なまた別世界の映像を出してくれるためなかなか手放せません。
本機はVHS提唱メーカービクターが威信をかけてVHS編集に特化したデッキでした。その後TBC(タイムベースコレクタ)の登場で更に映像が安定しましたが当時投入できた技術を惜しみなく出したデバイスでした。
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