イタリアの建築家マリオ・ベリーがデザインしOlivettiが作成したDOS/マシン。
以前紹介したOlivetti QUADERNO 33のMS-DOSバージョン。発売は本機が先。
A5サイズのコンパクトなボディと国産マシンでは真似できない斬新なデザイン。
天板部は録音/再生キーなど テープデッキをイメージしたVOCIE RECORDERを搭載
パネルを閉じてもサブ液晶ディスプレイによりバッテリー残量などが確認できた。
パネルを開けると7インチSTN液晶 VGA (640×480)と独特なキーボード配列が目を引きます。
正面右上にテンキーを配置されているのが本機の特徴でA5サイズの中に違和感なく装着されています。
このサイズでテンキーを配置できるのは国産機にないデザイン性。
キーボードは14mmピッチのキーが並んでいてキーストロークも深く、比較的にタイピングしやすいです。
正面左側。
カードスロット: JEIDA 4.0 or PCMCIA 1.0, Type I 1枚を実装できます。
背部は比較的にシンプル。
正面右側。
電源、スピーカー、MIC,VOL,AUXなどが並びます。
液晶は7インチSTN液晶 VGA (640×480)。右下にコントラスト調整。
本機は乾電池(単3)で駆動が可能でした。
このような配置は国産PCには出来なかったデザインで今再度見直してもマリオ・ベリーのデザインは斬新です。
本機は残念ながら現在は起動することができません。
CPU: NEC V30HL, 16MHz.
O S:MS-DOS
LCD: 7inch STN液晶 VGA (640×480)
メモリー:RAM:1MB、
HDD:20MB
カードスロット: JEIDA 4.0 or PCMCIA 1.0, Type I
バッテリー: Six standard AA batteries or 7.2V Ni-Cad battery pack.
ソルトウェア: PA (Personal Accessories) that contains Calculator, Schedule, Phone Book, File Manager, Organizer, Voice Manager.
サイズ: 210mm×148mm×32mm.
重さ: 1050g (including batteries)
姉妹機Olivetti QUADERNO 33と並べてみました。
キー配列が若干異なり、Olivetti QUADERNO 33はポインティングデバイスが追加されています。
元々タイプライターが有名なメーカーでした。
60年代後半からタイプライターで一世代を築き常にスタイリッシュなデザインをがPC分野においても他に真似できない革新的で個性的なPCを作り出しました。今見てみても本当に飽きの来ないデザインです。
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