PowerBook 2400C/180 (Apple) 1997年

Mac

PowerBook 2400C/180 (Apple) 1997年 438,000円
PowerBookの伝統を重んじつつも、新しいコンセプトを取り入れた革新的なサブノート型のPowerBook。日本IBMが製造し主に日本向けに開発されたマシン。

DSC01438.JPG


元々1台は所有していましたが知り合いから使わなくなったので引き取ってくれ。ということでi-tunesカード(3000円)と引き替えに私の所にやってきたPowerBook2400。

DSC01402.JPG

当時のPowerBookはデスクトップの延長上であり、あまり持ち歩くタイプのPCはAppleではなかった。B5サイズで2kgは当時のPowerBookでは最軽量。

DSC01403.JPG

デザインは明確に曲線を取り入れた新たなMacを表現し、当時の機能とコストを優先したWindowsマシンとのデザインによる挑戦だったようなマシン。

DSC01404.JPG

今ではSVGA(800×600)はネットを見るもの厳しいですが当時は高品質な10.4インチアクティブマトリクスSVGA液晶ディスプレイの搭載により、広い表示領域と屋外でも十分な視認性を確保していました。

DSC01418.JPG

キーボードおよびパームレストは、軽量化、小型化を考慮しながら、複雑で高度な入力操作においてもストレスなく作業に専念できるよう、サイズ、キーのタッチやストロークに至るまで人間工学に基づき綿密に設計されています。

DSC01407.JPG

異形クリックボタンと大型のトラックパット。独自のデザインと機能性がうまく融合しています。

DSC01408.JPG

キーボード部はストークは若干浅めですがタイピングはし易く小型化された影響はありません。

DSC01433.JPG

ヒンジ部です。私はPCのヒンジ部のデザインが好きですが、本機も当時のAppleの曲面をうまく使ったデザインが素晴らしいです。

DSC01414.JPG

本体左側、このサイズと厚さが当時のサブノートPCの標準的なスペックでした。

DSC01409.JPG

シンプルでサウンド入出力用ポート×各1のみ

DSC01410.JPG

背部は各種端子が装備されています。角張っているのがSCSI端子。周辺機器との接続性や拡張性にも優れていました。PCカードスロットは、モデムやEthernet等の豊富なPCカードによってPowerBook 2400c/180に様々な機能を追加することを可能にします。 さらに外部モニタに接続可能な外部モニタポート、16ビットステレオサウンド入出力ポート、SCSIポートなどを備えているほか、付属の外部フロッピーディスクドライブを接続して使用することもできます。

DSC01412.JPG

当時はこのようなアダプターで変換しCDドライブ等に接続していました。

DSC01448.JPG

標準OSは漢字Talk7.6です。

DSC01419.JPGDSC01417.JPG

この機体はメモリがフルだったのでクラリスワークスなどもサクサク動きました。

DSC01421.JPGDSC01420.JPG

サブノートタイプなので1.44MBの外部フロッピーディスクドライブが1台付属します。

DSC01423.JPG

CDドライブはパイオニア製。ブートも可能なドライブです。

DSC01442.JPGDSC01425.JPG

UPDATEディスクもあったのでOS8にアップデートしました。

DSC01449.JPGDSC01447.JPG

本体スペックは
OS:Mac OS 7.6(PowerBook 2400シリーズ専用)
CPU:PowerPC 603e RISCマイクロプロセッサ (クロック180MHz)
256KB二次キャッシュメモリを搭載
アーキテクチャ:PCIバスアーキテクチャを採用(ローカルバス33MHz/システムバス40MHz)
メモリ:16MBのEDO DRAMを標準実装 最大80MBまで拡張可能
ディスクドライブ :1.3 GBのハードディスクドライブを1台内蔵
1.44MBの外部フロッピーディスクドライブが1台付属 (Macintosh、Microsoft-Windows、MS-DOS、OS/2およびProDOSの各フォーマットのディスクの読み書きとイニシャライズが可能)
ディスプレイ:解像度800×600ピクセル 10.4インチ、アクティブマトリクス方式(TFT)カラー液晶SVGAディスプレイ、32,768色をサポート
1 MBのVRAMにより800×600ピクセルで16ビットカラー出力、最大20インチのモニタへ1,024×768ピクセルで8ビットカラー出力
拡張機能:メモリ拡張スロット×1
2枚のType IまたはType II PCカード、または1枚のType III PCカードが装着可能なPCカードスロットを装備。(Type III PCカードは下側のスロットのみ装着可能。下側のスロットはZV(Zoomed Video)規格に対応。)
インタフェース:Apple Desktop Bus(ADB)ポート×1
シリアルポート(LocalTalk/モデム、RS-422準拠)×1,外部モニタポート×1 ,SCSIポート(HDI-30)×1
赤外線インタフェース×1 ,電源アダプタポート×1 ,サウンド入出力用ポート×各1 ,外部フロッピーディスクドライブポート×1
ネットワーク機能 :ネットワーク、プリンタに接続するための AppleTalk用シリアル/LocalTalkポート
IRTalk 230Kbps およびIrDA規格 1Mbps に準拠した赤外線を利用したコミュニケーション機能
サウンド :内蔵スピーカ ,CDと同等の16ビットステレオサウンド入出力 ,無指向性エレクトレット型マイクロフォン
電力条件 :電源電圧:AC 100〜240 V
周波数:50/60 Hz
動作環境 :動作時温度 :5〜35℃
寸法/重量 :高さ :47mm ,幅 :266mm ,奥行き:213mm ,重量 :約1.98 kg
私が所有しているもう1台と並べてみました。

DSC01426.JPG

元々の機体は液勝負のゴム部が劣化してテープで留めてありましたが本機は劣化なくいい感じです。

DSC01428.JPGDSC01430.JPG

本機は登場が早すぎたPowerBookDuoのコンセプトを引き継ぎながら拡張性も十分なモバイルPCとして機能以上にAppleらしいデザインを優先し、当時の最高の技術とクオリティーを持った1台でした。

DSC01454.JPG

コメント