MZ-2000の修理も平ベルトが届き、黄ばんだキーボードも修復が完了しました。
黄ばみは過酸化水素で数日、紫外線と反応させ取り除きます。最初の写真は2日半、2枚目は1日半浸した結果です。2日半浸すと白くなり過ぎ、ボディ自体も色の劣化があるのでアンバランスな感じです。
若干、黄ばみは残りますがある程度は消えていきます。2枚目は処理前
但し、色の付いたボタンは色が抜けてしまいますので注意が必要です。
このキーボードを取り外す時に不要に外すとスイッチ部が折れてしまいます。今回も1つやってしまいました。しかもスペースキー。
MZ-2000のキーボードはスイッチ部が直接半田付けされているので半田を吸い取って取り外しかありません。
予備のスイッチと交換し再度半田付けします。
結構時間のかかった作業でした。
今回はの修理項目のまとめです。
① カセットデッキ 全ベルトの交換(4本)
⓶ カセットデッキ 分解 グリスアップ
⓷ カセットデッキ ヘッド消磁
⓸GRAM基板の洗浄、接点賦活剤の散布
⓹デッキ基盤の再半田
テスト用で持ってきたPOLARSTARⅡを起動させてみました。
本機はMZ-80Bの後継機としてシャープ独自のオールインワンタイプのPCでした。
一体型のデザインは当時の他のマイコンと比べても洗練されたものであり今見ると時代を感じさせますが80年代の代表的なPCの1つでした。
コメント
キーボードのスイッチはどこで購入されたのですか?
型式お教え願えないでしょうか?
MZ-2000のスイッチはおそらく販売されていません。
私の場合は予備機として起動不可の個体を安価で購入て取り出し、洗浄して取り付けました。