米国OQO社が製造したPDAサイズでWindowsが動いた超軽量小型PC(UltraPC)。重量が400gでキーボード付きでWindowsXPが動いたPCは当時は画期的でした。
このサイズにCPUはCrusoe 1GHz 、20GB の HDD、256MB のメモリ、WiFi、Bluetooth、USB ポート(ただし 1.1)、IEEE1394、WACOM 製ペンデジタイザ付き 800×480 ドット半透過型 TFT 液晶ディスプレイと詰め込める技術を濃縮したようなマシン
久しぶりに電源を入れたところBIOSでHDDが見当たらないとのエラー表示。HDDの交換かSSD化と迷った末CFカードを使った簡易SSDアダプターをアマゾンに発注。
到着したアダプター。本機のHDDは1.8inchの東芝規格のIDE。
SanDiskのCFカード(4G)があったので装着。
本体からバッテリーを外します。
ネジを3本外すとカバーが外れます。
故障と思われる1.8inchHDDを外します。
どうも本機とSanDiskのCFカード(4G)は相性が悪いようでBIOSが認識してくれません。Transcendは大丈夫な模様。
4GのCFでBIOSが認識しれくれたので、近くの電気店でTranscend16Gを購入し再装着。
USBのCD-ROMを接続しリカバリーディスクからリカバリ−を開始。
付属のリカバリーディスクは英語版のWindowsXP。
一時間程度で完了、ドライバーを当てて無事完了。
デザイン的にも元々Apple社に在籍した経歴がある為、写真以上に質感が高く、現行のMacBook(ゴールド)をイメージさせられる。
本機の特徴の1つでもあるスライド式キーボード。
パネルをスライドさせるとトラックポイント内蔵のキーボードが現れる。
QWERTY配列のキーボード。
左側にマウスボタンで右端はテンキー。その隣にはトラックポイント。
SHIFT,FN,CTR,ALTを押すとLEDが点滅しモードが切り替わる。
正面左側はIEEE1394ポートとアンテナ。
右側はヘッドホン、バッテリー脱着ボタン、アンテナ、デジタルペン
正面はドッキングケーブル用コネクタ、サムホイール、USBポート
パネル部は800×480(WVGA)と若干縦が狭い。パネル下には電源スイッチがある。
本体はコンパクトですが電源類、アダプター類はなかりかさばる。
マニュアル、リカバリーディスク類。
本体スペックは
CPU:Transmeta Crusoe 1GHz
OS:Microsoft Windows XP (Home EditionもしくはProfessional)
メモリ:標準/最大 256MB DDR 256MB
表示・画面:800×480(WVGA)、5インチ液晶(タッチパネル式)
ハードディスク:20GB
光学ドライブ:なし
入出力ポート:FireWire 400(4ピン)、USB1.1
ネットワーク接続:無線LAN IEEE 802.11b、Bluetooth2.0
オーディオ:ヘッドフォン/ステレオライン音声出力ミニジャック(アナログ)、内蔵マイクロフォン
寸法:125×86×23mm
重量:400g
本機は3モデル位作られましたが、デザイン性は初代が一番だと思います。2代目はスペックUPした分筐体も若干厚くなりバランスが悪くなった気がします。
ディスプレイをスライドさせてその下からキーボードが現れるギミックと筐体の色とコーティング材によって質の高いデザインが魅力で400gという軽量を備えたマシンでした。非力なCPUとバッテリーの持ちを除けばよければ最高なデバイスでした。
この連休は本機とMZ-2000の修理で半分を費やしてしまいました。MZ-2000は1台のキーボードがクリーニングが終了し2台目に入っています。かなりの黄ばみで2日ほど浸しておかないと写真のような白色まで復活しません。平ベルトも届いていなので届き次第完成させようと思っています。
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