DVR-1000 (Pioneer) 1999年 250,000円
パイオニアが発売した世界初のDVDレコーダー。
たまたまいい条件(未使用)を手に入れることができました。
機器の状態も良く、キズ等もいっさいありませんでした。
付属品も全て揃っていて、リモコンも未使用でした。
といっても初代はDVD-RW(Ver1.1)のみ書き換え可能なレコーダーであり、標準化されたDVD-ROM(DVD-R for General Ver.2.0) にはまだ対応できていなかった為、再生できる機器が限られていました。
初号機だけあって作りはしっかりしています。
RECレートは32ステップの手動録画モード設定、子画面を見ながら番組選べるディスクナビ、見たいところだけを指定できるプレイリストなどレコーダーの基本機能を備えていました。
電源を入れてみました。
正面のパネルは自動ローディングである程度の操作は可能なボタンが配置されています。
背部です。
本機が発売される以前はテープによる録画が主流で光ディスク(当時はLD)で録画ができることはまるで夢物語のような世界でした。
本体スペックは
再生可能メディア:DVDビデオ、DVD-RW
記録圧縮方式:映像 MPEG、音声 ドルビーデジタル(2ch)
録画時間:標準モード 120分、マニュアルモード 60〜360分(32ステップ)
入力端子:映像/音声 3系統(うち前面1)、S2映像 3系統(うち前面1)
BSデコーダ検波入力 ビットストリーム入力
出力端子:映像/音声 2系統、S2映像 2系統
コンポーネント映像出力、光デジタル出力、同軸デジタル出力
BSデコーダ検波出力/ビットストリーム出力
外形寸法(幅×奥行き×高さ):420×389×144mm
重量:8.5kg
実際に録画をしてみました。ソールは中島みゆきライヴ!Live at Sony Pictures Studios in L.A. Blu-ray版です。BDP-S5000ESからアナログ出力して録画しています。
映像的にはDVD規格にダウングレードし、初期のエンコーダーなのでそれほどいい映像ではありませんが本機の発売により本格的なデジタル録画の時代がやってきたのは確かでした。
私が初めて購入したDVDレコーダーは東芝のRD-X1でした。同じ環境で録画してみましたので次回以降にご紹介します。
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