EPSONの98互換のノートPC。
ハンドヘルドPCでは先行していたEPSONがノート型のPC-9800の互換機として発売した1台。
初代はPC-286NOTE executiveですがFDを搭載していないなどコンセプトモデルでしたが本機はFDを搭載した実用機。
前回紹介したPC-9801Nとコンセプトは重なり、9801Nと比べるとスリム(薄形)にできていた。しかしながらその代償?でバックライトを搭載していない反射型液晶を搭載していた。
キーボードはタイピングするには十分なストロークとピッチがある。
本体左側はボリュームと電源。
背部は各種インターフェイスを装備。
右側はフロッピードライブ1基と,専用EMSボード用スロット,そして専用RAMドライブカード用スロットが搭載されていた。
本機の特徴はROMでEPSON版MS-DOS2.11を搭載し,そのROMドライブから起動が可能だった。
本体スペックは
CPU:CPU:μPD70116(V30) 10MHz [8MHz/5MHz切替可]
メモリ:640KB + 640KB(RAM-DRIVE) 最大2.6MB
LCD:FTN型LCD 640×400ドット(反射型) 8階調(2階調に切替可能)
FDD:.5インチ x 1基内蔵 (1MB/640KBタイプ)
ICカード:ICカードドライブ x 1基内蔵
サウンド:ビープ音
電源:ACアダプタまたはNiCd電池 内蔵NiCd電池使用時: 約3時間使用可 (FDD10%使用/パワーセーブ)
外形寸法:315(W) x 254(D) x 42(H) mm
重量:2.5kg
備考:「MS-DOS Ver.2.11 (通信機能付)、日本語FEP」をROMにバンドル (1.2MB)
当時のEPSONPCはPC-98ノートと比較しても質感も良かった。しかし本機以降のノート型はバックライトが弱かった。
当時のEPSON機はNECとなにか違った特徴があり、特に初期のPC-28××シリーズは本家より若干ですがスペックが高くて比較的に安価で購入できたおもしろいマシンでした。
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