TEAC V800X(TEAC) 1981年
録音時のバイアス等をテープ毎に最適化するキャリブレーション搭載。
この時期はZシリーズが最上機種でしたがその流れを汲むデッキでZシリーズは注目されたが本機は地味な存在でした。
しかし基本スペックはしっかりとしたものを持ち特徴はバルトアモルファス3ヘッド、ダイレクトドライブ、シングルキャプスタン、ドルビーB/C HX-PRO、dbx搭載。
イジェクトボタンを押すと自動(モーター)で開きます。
シングルキャプスタンですが同時期のデュアル系と同等の精度を持っていました。
マルチファンクションディスプレイと名付けられた表示部は情報量は豊富。
バイアスコントロール部上位機のV900Xは自動ですが本機は手動。
操作部。
電源スイッチ、NRリダクションはドルビーB,Cとdbx。dbxはレンジも広くDOLBYよりも自然な感じがします。
ヘッド部。
本体スペックは
3ヘッド
ダブル・ギャップ・フェライト消去ヘッド。
コバルト・アモルファス録再コンビネーションヘッド。
3モーター
DCサーボDDキャプスタンモーター。
DCリールモーター。
DCメカニズムモーター。
ワウ・フラッター:0.028%
周波数特性:20Hz~22kHz(メタル)
SN比:80dB(DOLBY C) 92dB(dbx)
ダイナミック・レンジ:110dB(dbx)
外観寸法 432×342×118
重量 7.5kg
CDソースからdbxで録音してみましたがエネルギッシュで音質的にはレンジが広くいい感じで再生してくれました。これをDOLBYに切り替えるとレンジが狭くなりもう一歩です。
ボンネット部と背部
本当はV900Xを紹介するつもりでしたが修理中に基板から煙が上がって放置中。V800Xは予備機として再生しないジャンク品を平ベルト交換で復活したものです。どちらもティアックらしいデザインで私は好んで使っていました。
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