VAIO PCG-505SX (Sony) 1999年
初代505からマイナーチェンジを繰り返し505の設計思想としては上限に達したSX。
前モデルPCG-505RXから4ヶ月しか経っていないマイナーチェンジ版で10.4inch低温ポリシリコンTFT液晶で当時のクラス最高解像度(1024×768)を装備したマシン。
CPUクロックは266MHzから300MHz、セカンドキャッシュが266kBytesから512kBytesにスペックアップしHDDも4.3GBから6.4GBになった。
一番の特徴はi.LinkのSmartConnectが搭載されIEEE1934経由でVAIO同士が接続可能となったことでした。実際はVAIO同士を接続するよりもDV機などの接続が主でしたが。
またこのIEEE1934(i.LINK)は従来は付属ソフトのDVgateでDVビデオから静止がキャプチャできたが本機から動画もキャプチャー可能となった。
本体左側。このボディに当時高いスペックを凝縮して詰め込んだ。
ヘッドホン出力、オーディオ入力、USB端子、iLink、電源、FD端子、 ※将来の拡張用ポートリプリケーター端子が並びます。
背部はシンプル。
505はこのヒンジ部分がデザインの特徴の1つ。
右側はPCカードスロット、電源スイッチ、プログラマブル・パワーキーと赤外線。
ペン操作機能対応タッチパッド
本体スペックは
CPU: MMX(R)テクノロジーPentium(R)プロセッサー 300MHz
2次キャッシュ 512KB(マルチバンクDRAM)
チップセット 430TX PCIチップセット
メインメモリー 標準/最大 標準64MB(SDRAM)
拡張メモリースロット(空き) 専用メモリースロット(0)
グラフィックアクセラレーター NeoMagic、MagicGraph128XD+(NM2160)
ビデオメモリー 約2MB
表示モード 約6万5千色(1024×768ドット)
フロッピーディスクドライブ 3.5インチ(1.44MB/1.2MB/720KB)FDD×1 (外付け)
ハードディスク 約6.4GB
外部接続端子 ●赤外線通信ポート(IrDA Ver.1.1)×1
●USB端子×1 ※将来の拡張用●ポートリプリケーター端子×1●ヘッドホン出力×1
●FDD端子×1●オーディオ入力端子(ステレオミニジャックライン入力)×1
●専用ステレオスピーカー(PCGA-SP5)用端子×2
●モデム用モジュラージャック×1
PCカードスロット TypeII×1、ZVポート対応、CardBus対応
オーディオ機能 Sound Blaster Pro互換、モノラルスピーカー、内蔵モノラルマイク
内蔵モデム 33.6Kbps(V.34)/14.4Kbps(FAX時)
ポインティングデバイス ペン操作機能対応タッチパッド
電源 ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
本体外形寸法 幅259mm×高さ19.8mm×奥行208mm
質量 約1.24kg
MMXPentium自体のクロック数も上限に達してチップセット(430TX)もこれ以上は望めないような構成のPC。これ以降はPeitium Ⅱへと必然的に移行していきました。 9887
本機はデバイスの状態もよく、Windows98が起動します。OS自体が軽いので意外と起動も速い。
本機もこの頃になるとC1が既に発売されていて、モバイル系なのかビジネス系なのか微妙なポジションに置かれていた感じでした。
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