Olivetti QUADERNO 33(Olivetti) 1993年
Olivettiが作成したDOS/Windows3.1マシン。
A5サイズのコンパクトなボディと国産マシンでは真似できない美しいデザイン。
ディスプレイを閉じた状態ではテープデッキをイメージしたVOCIE RECORDERを搭載。
オリベッティがサブノートを作るとこうなるという個性的で斬新なデザイン。
パネルを開けると7インチの液晶と独特なキーボードが目を引きます。
ポインティングディバイスはトラックボールで以前紹介したThinkPad220と同じような位置。
ボールの左下のボタンがマウスの左ボタン、ボール右上のボタンがマウスの右ボタン。そしてその周辺もデザインされている。
この位置にテンキーを配置できるのは本機の特徴でA5サイズの中に違和感なく装着されています。
キーボードは14mmピッチのキーが並んでいて比較的にタイピングしやすいです。
本体左側。液晶下のレバーを引くとバッテリーが外れる仕組みになっています。
背部。カバーを引くとVIEO,MODEM,RS-232C,RESET,FDDの端子。
右面。PCMCIAスロット、MIC,VOL,AUXなどが並びます。
このような配置は国産PCには出来なかったデザイン。
正面右下は録音用のマイクを装備
本機は残念ながら現在は起動することができません。おそらく内蔵電池ほ劣化と考えていますがボディの状態があまりよくないので現在検討中です。
CPU: AMD386SXLV 20/10MHz
O S:MS-DOSVer5 Windows3.1
LCD: 7inch STN液晶 VGA (640×480)
メモリー:RAM:4MB、
HDD:60MB
カードスロット: JEIDA 4.0 or PCMCIA 1.0, Type I * 1.
バッテリー: Six standard AA batteries or 7.2V Ni-Cad battery pack.
ソルトウェア: PA (Personal Accessories) that contains Calculator, Schedule, Phone Book, File Manager, Organizer, Voice Manager.
サイズ: 210mm×148mm×32mm.
重さ: 1050g (including batteries)
Olivettiは60年代後半からタイプライターなどで非常にスタイリッシュなデザインを生み出してきましたがPC分野においても他に真似できない革新的で個性的なPCを作り出しました。このような個性的なPCを現在でも見たいものです。
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