メガドライブ (SEGA) 1988年

ゲーム機

メガドライブ (SEGA) 1988年 定価21,000円
世界初の16bitゲームマシン。

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セガマークⅢの後継機として発売され本体正面の16bitの文字が非常に目立ったマシン

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当時ファミコン(ファミリーコンピューター:任天堂)に競争で敗れたセガが起死回生を狙ってゲーム機としてはハードウェアスペックを大幅に強化して望んだ意欲的なマシン。

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この時代はPC-98など高価なビジネスPCのみに搭載されていた16bitCPUを惜しげもなくゲーム機に投入したのは衝撃的でした。(その後任天堂もスーパーファミコンを登場させますが)

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またアメリカでもGENESISという名称で発売され日本以上に成功し市場シェアでも50%を超え20000万台を売ったとされています。

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CPUはモトローラ-の68000(7.67MHz)とサブCPU Z80(3.58MHz)を搭載していました。68000は当時ワークステーション用の使われていましたがSharpのX68000に採用されたことからコンシューマー分野でも使われるようになりました。

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本体スペックは
CPU(MPU)…メイン68000(7.67MHz)+サブ(サウンド処理)Z80A(3.58MHz)
RAM…64KB(68000用)+8KB(Z80用) VRAM…64KB
画面表示…VDP(セガ カスタム仕様)横320または256ドット×縦224ライン(インターレス表示で448ラインも可能)、スクロール付き独立2画面合成表示
同時発色数…512色中64色(16色×4パレット)(後述)
スプライト…最大80個
特殊機能…ラスタごとに表示位置を指定できる(ラスタースクロール)ほか、横8ドット単位での縦の表示位置指定が可能。両方組み合わせると角度限定の擬似回転表示も可能

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音源…FM音源YM2612(4MHz)ステレオ6ch+PSG3ch+ノイズ 1ch(ヤマハYM2610+セガカスタムチップ)
FM音源の1chをPCMとして使用可能、再生レートはCPU依存。
PCMはノイズ混じりのソフトが多かったが、後に音声をクリアにする技術が開発された(トレジャーの幽☆遊☆白書 魔強統一戦以降)
スロット…ロムカセット×1、拡張用×1(メガCD/メガCD2を接続可能)
ロムカセットのスロットには、電源投入中のカセット抜去を防止するためのロックアームが付いていた。しかし左側しか押さえていなかったので、知らずに抜こうとすると、左側だけ引っかかってかえっていびつな抜け方になった。
コントロール端子…2個 3ボタン+スタートボタンのコントロールパッド1個付属
外部コントロール端子…1個(メガモデム等取付可能)
AV端子…DIN8P(馬蹄形)。映像はコンポジット映像信号(ビデオ端子)またはRGB(純正ケーブルはなし)。音声はモノラル
ヘッドホン端子…1個(ボリュームコントロール付)

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所有しているゲームソフトです。いくつか動かしてみます。

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サンダーフォース2

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PC-8801でも紹介しましたメガドライブ版です。メガドライブの制限のある中でグラフィック処理(スクロールも)はよく作ってあります。処理落ちが目立つのが残念。BGMも良いしおすすめのゲームです。

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スーパーハングオン

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レースゲーム。SEGAの名作ハングオンの続編。バイクで時間内でチェックポイントを通過してゴールを目指す。メガドライブ版はライバルと戦うことができるオリジナルモード搭載。

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スーパーサンダーブレード

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こちらもアーケード版からの移植。ヘリを操作して武装ゲリラと戦う3Dシューティングゲーム。どことなくスペースハリアーに似ている。

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世界初の16bit機として登場しましたがその後の任天堂の追従でスーパーファミコンに市場シェアを奪われてしまいましたがハードウェアとしての個性が強いことから根強い人気があります。

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この時代のゲームは現在の3D中心の展開の早いゲームと違い、2D中心で個性的なゲームが多かった時代だったと思います。

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