LD-7000 (PIONEER) 1983年 標準価格198,000円
ピックアップに半導体レーザーを使ったLD-7000
久しぶりの更新となります。3月に移動があり、今までのデスクワークから現場(医療)に戻ったことや研修や講演会などありなかなか更新できませんが今後は月2~3回を目標に更新していく予定です。
レーザーディスクの初号機は前年に発売されたLD-1000でしたがピックアップ部にガスレーザーを使ったもので本機から高度の半導体レーザーが用いられていました。4900
この機種以降からレーザーディスクも本格的な普及期に入っていきました。
また、この機種以前はディスクをレコードプレーヤーと同様に上部から蓋を開けるような挿入方法でしたが本機からはセミフロントローディン方式となり、現在のドライブと同様なローディング方式になりました。
但し、完全にローディングするのではなくトレイの先端がプッシュされ手動でトレイを引き出すセミローディング方式でした。
本体自体の操作系は非常にシンプルで再生/停止ボタンのみとなります。(リモコンがないとキャプチャーすらできません。)
本機は発売当初に購入してかなり使い込んでいましたが数年前まではしっかりと稼働していました。
久しぶりにLDを再生してみましたがディスクは回転して、ピックアップは移動していきますがどうもディスクを認識しない模様。
内部を開けてみました。
ピックアップ部です。
レンズ部は界面活性剤でクリーニング。
レーザーの出力ボリュームを少し調整しようとしましたがCDと違い私には出力用のボリュームを見つけることが出来ませんでした。(どなたか調整できる方がいましたら教えてください。)
ピックアップは移動して読み取りに行きますがディスクが認識しない状態です。
当時、Pioneer製のMSX(Palcom)と組み合わせてLDゲームが発売されて何枚か買って遊んでいました。
レーザーディスクの鮮明な映像とMSXとの組み合わせは当時のゲーム機とは別次元のたのしみがありました。(MSXのグラフィックは貧弱でしたが) 4918 4925
本機が登場した頃からハードウェアも20万円を切る価格になりレーザーディスク自体も価格的にも普及期に入ってきました。但しLD1枚5000円位して高価なものは7900円というのもあり現在とはなかりの金額差がありますが。
このLD-7000は私が購入した最初のLDPlayerでした。構造的にはセミローディングでしたし、ディスクの回転音も大きく、キャプチャー時間も長く、画質的にも優れてはいませんでしたが非常に愛着のある1台でなんとか復活させたいと思っています。
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