VAIO PCG-QR1/BP (Sony) 2000年
パイプをモチーフとしたデザインにこだわったVAIO
当時のコンセプトはパイプ椅子であり、そのコンセプトどおりパネルの周りにパイプがデザインされている。またパイプの一部分はハンドルとして持ち運びができるような凝ったデザイン。
またチルトスタンドとしても利用でき見た目以上に機能的であります。
筐体は従来のVAIO色とは異なりブラックのポリカーボネートを使ってよく見ると内部が透けて見える。質感は悪くはないが以外と指紋も付きやすい。金属製のボディと比べると多少ぶつけても吸収性がある。
キーボードは浮石型のキーボードで今ではめずらしくはないですが当時はまだ少なかった。タイピングはそれほど打ちやすい感じはしないです。
当時は”つぶガム”をイメージしてデザインされたキーボード。
搭載ドライブはCD-ROMドライブ。
正面左側はこのドライブのみ。
背部はUSB、CRT、モデムおよびLANポート
右側はUSB、i.LINK(4ピン)、PCカードスロット(TypeII×2)。
この右側の上部にはジョグダイアルがあり、アプリケーションのメニュー操作や「ジョグダイヤルランチャー」で液晶パネルの輝度、スピーカの音量などが調整できた。
本体スペックは
OS:Microsoft Windows Millennium Edition
CPU:モバイルIntel Celeronプロセッサー 500MHz
キャッシュメモリー:(1次/2次) 32KB/128KB(CPUに内蔵)
チップセット:Intel 815 EM
メインメモリー: 標準/最大 SDRAM 64MB(SODIMM×1)/最大256MB
システムバス:クロック 100MHz
拡張メモリー:スロット(空きスロット数) SODIMMスロット×2(1)
グラフィック:アクセラレーター Intel 815EMチップセットに内蔵
ビデオメモリー:最大11MB*2(メインメモリーと共有)
液晶表示装置 13.3型、XGA対応、TFTカラー液晶
ハードディスク:ドライブ 約10GB(Ultra ATA(C:約6.0GB/D: 約4.0GB(出荷時))*3
ドライブ:内蔵CD-ROMドライブ 最大24倍速(平均17倍速)、
外部接続端子:●USB×2 ●外部ディスプレイ出力×1
●i.LINK(IEEE1394)端子S400(4ピン)×1
●モデム用モジュラージャック×1
●マイク入力(モノラルミニジャック)×1
●ステレオヘッドホン出力×1
●ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)×1
PCカードスロット TypeIII×1またはTypeII×2、16bit/CardBus対応
オーディオ機能 :ウィンドウズサウンドシステム互換 AC97準拠、
内蔵モデム:最大56kbps *4(V.90/K56flex 自動対応)/最大14.4kbps(FAX時)
本体外形寸法:約 幅330.6mm×高さ40.7mm(最厚部 47.2mm)×奥行261.1mm
質量:約3.2kg(バッテリー搭載時)
スライドパットも個性的なデザイン。
パイプと石型のキーボードのデザインはかなり個性的。 4832
OSは不評なWindows ME。
付属のFDもだいぶ凝った作り。
このシリーズは本機(QR1)と音楽再生に特化したQR3が存在しました。
本機はVAIOを置く、持つ楽しみを教えてくれた1台でした。特にパイプとブラックのポリカーボネートの組み合わせは今でも斬新でVAIOしかできないデザインです。
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