VAIO PCG-C1XE (Sony) 1999年
マイナーチェンジし初代機より筐体がスリムになりDVが取込可能となったC1
初代機(C1,C1R,C1Sなど)は筐体上部が大分厚みがあり、スペックもMMXPentiumでスペック的にも非力でしたが本機以降は液晶部も平面になり大分薄なったりDV端子やTV出力端子などが装備され、CPUもPentiumⅡ(266MHz)へとスペックアップし使えるモバイル機になりました。
スタイル的にもスリムになりました。特にLCD部と本体部のヒンジ部がVAIOらしくなり当時としては非常にスタイリッシュでした。
液晶上部のVAIOロゴもプリントではなく彫ってあり質感もいい。
初代から搭載されているWebカメラ(モーションアイ)も機能アップし録画して遊べるようになりました。
キーボード回りも一新されだいぶ使いやすくなっています。
ポインティングデバイスも仕様が同じですが質感が上がっています。
ボディも全体的にスリム化され初代のちょっと厚い感じがなくなりました。
正面左側はCPUの排熱口とPCカード、IEEE1394端子。
背部はシンプル。
右側は赤外線、オーディ関係、USB1(1.0)、電源、ディスプレイ出力、ジョクダイアル、モデム端子
この世代からVAIOの特徴でもあるジョクダイアルが装備されアプリケーションで制御が可能でした。
電源スイッチとモーションアイのキャプチャーキー
本体スペックは
CPU:Pentium IIプロセッサー(266PE MHz 内蔵1次キャッシュ32KB)
チップセット:440ZX AGPチップセット システムバスクロック 66MHz
2次キャッシュ 256KB(プロセッサーチップに内蔵)
HDD:約8.1GB(Ultra ATA)*1
メインメモリー:標準/最大 SDRAM 64MB(オンボード)/最大128MB
拡張メモリースロット:(空きスロット数) 専用メモリースロット×1(1)
グラフィックアクセラレーター:NeoMagic MagicMedia256AV(NM2200) ビデオメモリー 2.5MB(ビデオチップに内蔵)
内蔵ビデオカメラ:1/6 インチCCD41万画素(f=2.8mm F2.8)
LCD:8.9型、ウルトラワイドXGA(1,024×480ドット)対応、TFTカラー液晶
表示モード:1,024×480
FDD: USB経由外付け、
外部接続端子 ●赤外線通信ポート(IrDA規格準拠 Ver.1.1)×1
●USB×1
●外部ディスプレイ出力(専用mini端子)×1
●i.LINKTM(IEEE1394)端子 S400(4ピン)×1
●モデム用モジュラージャック×1
●マイク入力(モノラルミニジャック)×1
●ステレオヘッドホン出力(MEGA BASS対応)×1
PCカードスロット TypeII×1、CardBus対応
オーディオ機能 ウィンドウズサウンドシステム互換、内蔵ステレオスピーカー、内蔵マイク、
内蔵FAX/モデム 最大56kbps (V.90/K56flexTM自動対応)/最大14.4kbps(FAX時)
キーボード:ポインティングデバイス 約17mmピッチ86キー
電源 ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
消費電力/
エネルギー消費効率 40W/2W
バッテリー
動作時間*8 約1.5時間~2.0時間(バッテリーパック(S))
約3.0時間~4.0時間(バッテリーパック(L))
約6.0時間~8.0時間(バッテリーパック(LLL))
本体外形寸法
(最大突起部含まず)
/質量 約幅248mm×高さ27mm(手前・最薄部。後部は29mm)
×奥行き153mm(突起部含まず)/約1.0kg(バッテリーパック(S)搭載時)
OSはWindows98でこのサイズにしては良いレスポンスで今も動いてくれます。
モーションアイもいまだにしっかり動いてキャプチャーできます。
初代C1と並べてみました。
本体の厚みが大分改善されています。
液晶のフレーム部も薄くなっています。
全体のデザインも進化しています。
ポインティングデバイスの比較です。(後がEX)
モーションアイ。
一年でこれだけスリムになれるんですね。
C1のキャプチャーボタン。C1EXからはジョグダイヤルも追加
歴代のC1。世代を重ねる毎に進化しています。
本機は初代のコンセプトを引き継ぎながら非力だったCPUが大幅に強化されPCとして使えるようななったマシンでした。
この次の世代からCUPが消費電力重視のCrusoeとなりクロックも上がっていきましたがハードウェアの進化とCPU(Crusoe)のバランスが悪く、むしろ本機(PentiumⅡ)のほうが使いやすかったような気がします。(バッテリーがもてばですけど)
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