PC-98DO (NEC) 1989年 標準価格 298,000円 その1
PC-9801VMとPC8801MAを1台にまとめた88/98互換機
この頃はPC-98が主流になりつつあり、PC-88はフェードアウト気味でしたがコンパチマシンとしてはめずらしい。(貴重?)
PC-98部はCPUがV30(VMか)だったのでスペック的にはパワー不足(主流は80286)で中途半端な構成だった。
PC-88とPC98のハードウェアを合体させたマシン。98モードと88モードの2つを装備(スイッチ切り替え)しそれぞれ別にCPUが搭載されていた。
なぜか良い状態で保管してあったので黄ばみもなく買った当時のままです。(ずっと納戸に入れっぱなしでしたが)
背部は端子類やインターフェス等は少なくシンプル。
まずはモニターに接続して動作確認してみようと思ったのですが、写真の通りPC98独自のアナログ15pinで変換プラグでD-sup15pinに出力できますが見つからず。実家行ってモニター持ってこようと思います。
とりあえず内部を見てみることにしました。ボンネットを外すとこんな感じです。
上部にあるFDを外します。
マザーボードが見えてきました。マザーボードはPC98 とPC88を1台にまとめた構成になっています。(その割には意外とシンプルな構成)基板はPC98が中心の構成で右下にPC88のCPUがあります。CバスのスロットのしたがPC98のCPUが見えます。
下のチップがV30で上がチップセットです。
メインメモリ。
マザー右下にPC88のエリアです。
PC88のCPU(μPD70008AC)
YAMAHAのFM音源チップ
当時はPC-88はホビーユースでPC-98はビジネス分野へと進んでいたがホービー系(GAME等)はX6800やFM-Townsなどが発売され苦戦していました。このコンパチ機の投入がどれほど効果があったかは分かりませんが、互換性機としてはおもしろかったですが各マシン(88,98)の性能としては中途半端な性能でコンパチ機としての魅力しかなかったマシンだったと思います。ただしPC98マザーボードを流用して効率良く構成されているのはすばらしいと思います。(次はCRT持ってきて繋いでみます。)
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