VAIO PCG-N505AS (Sony) 2000年 標準価格230,000円
特徴の1つであるVAIOのロゴがシールから彫り物になった505モデル。
N505シリーズの最終型機
B5サイズの薄型筐体は今でも斬新的でこの薄さのマシンは現在もなかなか見ることがありません。
構造はマグネシウム合金を贅沢に使ったボディは薄さ19.8mmと初代VAIOと同等の薄型・軽量を持ち合わせています。
当時このB5型のマグネシウムボディにXGAポリシリコンTFT液晶を搭載していたのは非常に印象的でした。
スペックは最終型ともありPentiumⅡ400MHzを採用、初代がPentium133MHzだったのでなかりの高速CPUを同じ筐体に搭載しているのは驚異的なものでした。
このN505シリーズもOSがWindows98 SecondEditionへの変更に伴い、DV(IEEE1394)端子を使ってDV動画の取込みに対応したのが大きな特徴でした。
私も当時DVカメラと接続して動画編集を楽しんでいましたが、現在のように高品質のコーディックが存在しなかったため現在の動画編集と比較するとお遊び程度のものでした。 2983
標準装備のDVgateでDVカメラからキャプチャーでき編集できるのはVAIOだけでした。
液晶部も10.4型XGAのポリシリコンTFT液晶。
標準OSはWindows98SEで当時のままです。
メモリも128MB搭載しています。
本体仕様は
CPU:モバイルPentium(R)IIプロセッサー400MHz(内蔵1次キャッシュ32KB)
チップセット:440DX PCIチップセット システムバスクロック 66MHz
2次キャッシュ 256KB(プロセッサーチップに内蔵) 128KB(プロセッサーチップに内蔵)
メインメモリー:標準/最大 SDRAM 64MB(オンボード64MB)/128MB*1
拡張メモリースロット(空きスロット数) 専用メモリースロット×1
ハードディスク 約12GB(Ultra ATA)
グラフィックアクセラレーター:NeoMagic MagicMedia256AV(NM2200)
ビデオメモリー:2.5MB (ビデオチップに内蔵)
液晶表示装置 10.4型、XGA(1,024×768ドット)対応、ポリシリコンTFTカラー液晶
外部接続端子 ●赤外線通信ポート( IrDA規格準拠 Ver.1.1)最大 4.0Mbps×1●USB×1●i.LINK(IEEE1394)端子 S400(4ピン)●モデム用モジュラージャック×1●マイク入力(モノラルミニジャック入力)×1●ステレオヘッドホン出力(MEGA BASS対応)×1●i.LINKポートリプリケーター(PCGA-UPR5)、ディスプレイアダプター(PCGA-DA5)用端子×1●専用スピーカー(PCGA-SP51)用端子
PCカードスロット TypeII×1、CardBus対応
オーディオ機能 ウィンドウズサウンドシステム互換、
XG対応ハードウエアMIDI音源、MEGA BASS(低音ブースト)機能(ヘッドホン出力のみ)
内蔵FAX/モデム 最大56kbps*4(V.90/K56flexTM)/ 最大14.4kbps(FAX時)
キーボード/ポインティングデバイス 約17mmピッチ/キーストローク約2mm/87キー/
インテリジェントタッチパッド
電源 ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
消費電力 40W(バッテリー充電含まず)
温湿度条件 動作時5~35℃(温度勾配10℃/時以下)20%~80%
本体外形寸法 幅259×高さ19.8(手前・最薄部。後部は22.2mm)×奥行208mm 質量 約1.2kg
初代505と並べてきました。右が初代505、左がN505AS
初代がMMX Pentium 133MHz、メモリ32GBだったことを考えるとスペックは向上していますが同じサイズで作ってしまうSONYの技術力は素晴らしいと思います。
本機は初代505からN505まで引き継がれた薄型505シリーズの最終系です。(これ以降はSRシリーズに切り替わってしまいました。)今見てもこのデザインはVAIO特有のデザインで非常に個性的で私は好きなデザインでかつポリシリコンTFT、400MHZのCPU、メモリは128MBでB5サイズ、IEEE-1394で動画編集までできたサブノートPCはかなりハイスペックなPCでした。
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