MDP-999(Sony) 1990年  修理編

映像機器

MDP-999(Sony) 1990年 定価280,000円 修理編
Sonyレーザーディスク機のフラッグシップ

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レーザーディスク機の中ではPionner LD-X1と並んで名機とされている機種。

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再生しません(LD,CDとも)と書いてあったジャンク品を数年前に購入してなかなか直す機会なく納戸の片隅に眠っていましたが年末年始の休みを利用して修理を試みました。

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まず、トップパネル(上部)は8mm厚のアルミ板で約3.5kgが通常のボディ(ボンネット)の上に設置されています。同等機種のLDP-900にはないパーツ。

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トップパネルを外すと通常のボンネットが出てきます。このボンネット自体も1540gもある。これに両脇のサイドパネル590gが付けられている。

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ボンネットとサイドパネルを外すと内部が見えてきます。

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内部はメディアによって回転数が異なるためCD,LDそれぞれにモーターで精度を高めています。

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また、LD,CDそれぞれに専用のモーターを採用しています。ピックアップは1つであるためディスクに応じて移動する構造になっています。この構造が経年劣化により不具合が起こりやすい場所であります。

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とりあえずゴムベルトを交換するこにしました。
ベルト 4-917-522-02
ベルト 3-725-562-01
駆動ベルト 3-570-565-00
多分ないと思いながらソニーのサービスに聞いてみましたが予想通り、在庫なし。
しょうがないので 太さ2mm 内径4.2cm 太さ1.5mm 内径3.9cm 太さ1mm 内径2cm のベルトをネットで購入。

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内部は2箇所のスプリングを外し、中央のネジを外すとターンテーブルのカバーが外れます。

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ベルトは3カ所交換。

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特にピックアップ移動用のベルトの劣化が原因でギアの位置がずれているのが再生不良の原因だったようです。

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ベルトの交換後はピックアップの移動が正確(スムーズ)になりました。

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残りはLDドライブ(回転用)のベルトです。

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CDを入れると認識しピックアップが移動し再生し始めました。

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トレイもCDとLDを認識してディスクによってローディングが異なります。

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LDも同様で、認識後にピックアップが戻っていき再生しました。

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これでLD,CDどちらも再生できるようになりました。写真のとおり内部はなかりしっかりとした作りでコストがかかっていることが覗えます。

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