ThinkPad560E(IBM) 1997年
A4サイズながら当時はなかりスリム(約3cm)だったPC
当時のA4ノートは3kg前後あった中で本機は重量1.9kgの軽量マシンでした。
当時スリムPCは本機の他にVAO505(Sony)やPedion(Mitsubishi)がありました。
VAIO505はスリムで小さいのですがスペック(Pen133MHz)的が低く液晶(10inch)も小さいなどの制約があり、Pedionは高価であるため、バランス的には本機が一番整っていたマシンだと思います。
A4サイズ1スピンドル、液晶は12.1inch(TFT:SVGA)でした。
キーボードもキーストロークがありA4サイズのためタイピングは快適です。
ポインティングデバイスはIBM得意のトラックポイント2です。
左側はPCカードスロットとボリュームスイッチとオーディオ端子。
右側はFDD端子と電源スイッチです。
背面は各種インターフェース(ディスプレイ、パラレル、シリアル、PS/2 、AC)が装備されています。
この頃からやっとUSB搭載のPCが出始めましたが本機は搭載されていないのでCD-ROMなどを認識させるのに一苦労です。(VAIO505は標準装備でした。)まだWindows95がUSBをサポートしていなかったためかもしれません。
CPUもMMX Pentium-166MHzでRAMも48MBあるのでWindows98SEが現在はインストールされています。
2次キャッシュとビデオメモリ(2MB)のおかげでレスポンスもそこそこ良く、現行の環境(98SE)で使う限りは十分に使えます。
本体スペックは
MMX Pentium-166MHz
RAM:8MB(最大40MB)
HDD:2.1G
液晶:12.1inch(SVGA)
ビデオ:Trident Cyber 9382(2MB)
FDD:外付け
PCカードスロット:TYPE2×2またはTYPE3×1
ポインティングデバイス:TrackPoint3
主なI/F:シリアル×1、パラレル×1、マウス&キーボード兼用×1、VGA×1、IrDA×1、サウンド入出力ミニプラグ×各1
バッテリー:リチウムイオン
バッテリー動作時間:約3時間
本体サイズ:297×222×31mm
重量:1.9Kg(バッテリーパック含む)
当時IBMはB5タイプからA4サイズでスリムタイプなど様々なタイプをラインナップに持っていましたが、そのデザインには一貫性がありタイプの違うマシン(隣はThinkPad701CS)を並べてもみてもどことなく愛着が沸いてくるような感じがしてしまいます。
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