Nokia E90 Communicator (Nokia) 2007年 Part1
閉じるとストレート端末、開くとフルキーボード付きスマートフォン。
Nokiaがビジネス用のスマートフォンのスタイルとして作った全部入り端末。
当時のスマートフォンはスペック的にもアプリケーション的に中途半端なものが多かった中、妥協せずあらゆる機能を詰め込んで登場したのが本機(E90)でした。
当時は現在のように海外携帯がまだ市場にあまり出回っていない状態でしたのでなかなか購入するタイミングがなく私が手に入れられたのは2008年になってからでした。また本体価格も150,000円前後して携帯電話としては破格の値段でした。
本機はクローズ時にはQVGAサイズディスプレイとダイヤルキーによりストレート端末を想定していて、普段の通話やスケジュールの確認程度ならこの状態でも十分利用できます。
また、向かって右側から開くとフルキーボードと液晶ディスプレイ(800×352)が現れます。当時の他のスマートフォンがVGA(640×480)だったことからかなりの高解像度だったと思います。
キーボードもフルタッチはさすがに難しいですが、他のスマートフォンのようにキーボーをつりあえず付けたのではなく、ある程度の長文(メール等)ができるように工夫されており、キーボードは段落ごとに段差があり、クリック感もあり質の高いものでした。
ヒンジ部分は約180度まで自由な位置で止めるられて、使うシーンによって使い分けられました。
カメラはインカメラとアウトカメラがあり、マクロ撮影が可能な320万画素のCMOSで撮影用の補助灯も備え、ビジネス用としては十分でした。(写真はインカメラ)
背面にアウトカメラ(320万画素)があり、バッテリーは1500mAhで意外と持ちます。(XPERIAやiPhoneのように毎日充電ではないです。)
底部にはminiUSB/充電/2.5ミリステレオヘッドフォンを装備。microSDカードスロットもあります。
OSは今は枯れつつありますがSymbian S60 3rd Edition。SymbianはAndoroidやiOSと比べるとキビキビしたレスポンスで携帯電話に近いレスポンスが得られるので私は非常に使いやすいOSだと思っています。
この頃のNokiaはE90の他にE61やN95,後にN86(写真)のように魅力的な端末がたくさんありました。しいていえばE90はサイズと重さ(215g)があり、普段持ち歩くには少し抵抗(割り切り)が必要でした。
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