VAIO PCG-U3 (Sony) 2002年 open価格149,800円
PCG-U1のマイナーチェンジ版。U1はバイオシリーズ特有の紫ベースのカラーであったが、本機はオフブラックを採用した。
好みは分かれるが私はこちらのほうが好きです。
CPUもCrusoe(TM5800) 933MHzと若干だがスペックアップ?し、CPUキャッシュも1.5倍になった。メモリも最大搭載量が512MBになったのでやっと普通になったという感じでした。
特にCrusoeプロセッサのCMS(コードモーフィングソフト)用のキャッシュメモリが16MBから24MBへと増加したためアプリケーションの起動は速くなった。
また、ポインティングデバイスの部分がU1はゴム製だったが、U3はプラスチック製に変わっている。これによりカーソル移動のレスポンスが若干早い。
C1シリーズから採用されている消費電力が少ないTransmeta社のCrusoeというCPUを使っていました。
CrusoeはX86互換のCPUで低消費電力を武器として登場し、クロックも1GMHz近く(933MHz)まで到達しましたが、いかんせんパフォーマンスが悪く、特有のもたつきがあった。結局これのCPU特性を解決できないまま、Intel等もCoresoloなどで追い上げたため短命に終わりました。
左側にはマイク、ヘッドフォン、PCカードスロット(TypeII×1)の各インターフェイスを備え,右側にはMagicGate対応メモリースティックスロットを備える。
背部は写真と撮り忘れましたが10/100BASE-TX LAN、i.LINK、USB×2、ディスプレイアダプタ専用端子を備えます。
本体スペックは
OS Microsoft Windows XP Home Edition
プロセッサー TransmetaCrusoe(TM5800) 933MHzz キャッシュメモリー 1次キャッシュ128KB 2次キャッシュ512KB(CPU内蔵) メモリーバスクロック 最大133MHz
メインメモリー 標準/最大 SDRAM 256MB(オンボード)+SDRAM 256MB合計256MB/最大512MB うち24MBはシステムで使用。
拡張メモリースロット(空き) マイクロDIMMスロット×1(0)
グラフィックアクセラレーター ATI Technologies社製 MOBILITY RADEON -M
ビデオメモリー 8MB(ビデオチップに内蔵)
液晶表示装置 6.4型、XGA(1024×768ドット)対応 TFTカラー液晶
ハードディスクドライブ 約20GB(Ultra ATA100対応)(C:約10GB/D:約10GB)
外部接続端子 USB×2
i.LINK(IEEE1394)端子 S400(4ピン)×1
ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)×1
マイク入力(モノラルミニジャック)×1 ステレオヘッドホン出力(ステレオミニジャック)×1
メモリースティックスロット マジックゲート対応メモリースティックスロット PCカードスロット Type II×1、CardBus対応
オーディオ機能 AC97準拠、内蔵モノラルスピーカー、MEGA BASS(高低音強調)機能対応
キーボード/ポインティングデバイス 約14mmピッチ/キーストローク約1.5mm/84キー/ワイドスティック式ポインティング・デバイス/バックボタン付きジョグダイヤル
電源 ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
消費電力 30W(バッテリー充電含まず)
本体外形寸法(最大突起部含まず) 約 幅184.5mm×高さ30.6mm
質量 約820g(バッテリーパック(S)搭載時)
本機は、若干の処理速度の向上とアプリケーションのバージョンアップで駆動時間(12時間)が大幅に伸びた機種です。
当時はオプションのBluetooth GPSユニット「VGP-BGU1」を使ってナビゲーション機能で遊んでいました。(機会があったら紹介します。)
結局U1の焼き直しなのでイマイチな感じはありますが(できれば無線LANくらいは内蔵してほしかった。)従来の紫ベースの外観から黒(オフブラック)を基調としたカラーリングに変更し、若干の処理速度の向上とアプリケーションのバージョンアップでU1以上に魅力的なマシンとなりました。
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