SL-P10(Techinics) 1984年

オーディオ機器

SL-P10(Techinics) 1984年 標準価格 198,000円
Technics(Panasonic)のCDPlayer1号機

DSC00078.JPG


各社の初号機は本機と同様にフロントの縦型ローディングが比較的多かった。

DSC00068.JPG

ディスプレイも特徴であり、他社とくらべ大型でさまざまな情報が表示された。

DSC00080.JPG

サイズも大型で430×135×315でNECのCD-803が一番大きいがその次くらい。(AUREXも大きいが)

DSC00081.JPGDSC00101.JPG

電源とイジェクトは正面左側に配置。

DSC00082.JPG

イジェクト(OPEN/CLOSE)を押すと自動に開きます。

DSC00099.JPG

ディスクを入れると自動にローディングします。

DSC00098.JPG

ピックアップ部。Technicsの独自開発。

DSC00100.JPG

ディスクの認識は30年前の機種にしては高速です。

DSC00095.JPGDSC00094.JPG

ディスプレイ部。

DSC00090.JPG

レコードーの曲数、ビックアップの位置、曲の頭の位置、指定した演奏曲名を表示板の上部で目盛りで表示されます。

DSC00087.JPG

延享曲目は数字で表示。ランダムメモリーは63曲まで記憶でき、曲の途中から任意の場所までの繰り返し演奏も指定が可能。

DSC00090.JPG

コントロール系のボタン。機能的に配置されていて使いやすいです。

DSC00108.JPG

テンキー部。

DSC00109.JPG

背部はシンプル。LINEOUTは1系統のみ。

DSC00102.JPGDSC00103.JPG

本体スペックは
オーディオチャンネル数 2チャンネルステレオ
周波数特性 4~20kHz(±0.5dB)
ダイナミックレンジ 96dB以上
SN比 96dB以上
高調波歪率 0.003%以下(1kHz,0dB)
チャンネルセパレーション 90dB以上
ワウフラッター 測定限界以下
信号フォーマット
標本化周波数 44.1kHz
エラー訂正方式 テクニクス・スーパー・デコーディング・アルゴリズム
複合化 16bit直線
ピックアップ
方式 アスティグマ3ビーム
光源 半導体レーザー
波長 800nm

DSC00093.JPG

機能
サーチモード マニュアルサーチ、トラックスキップ、イントロスキップ
プログラム機能 最大63組のプログラム、頭出し選曲、演奏開始位置指定&演奏終了位置指定(トラック、時間(分、秒単位))
ディスプレイ機能 バーグラフ表示:ピックアップ位置、曲数、プログラム曲、演奏時間 デジタル表示:トラック、演奏時間
操作キー 基本キー6/プログラムキー14/リピートキー1
リモートコントロール機能
ディスクローディング モーター駆動正立ローディング方式
ヘッドホン出力レベル
総合
出力電圧 2V(0dB時)
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 48W
外形寸法 W:430, H:145, D:333 (mm)
重量 10kg

DSC00107.JPG

音質は現行のCDPlayerには及びませんがあまりデジタル的な処理をかけずにすっきりとした音を奏でてくれます。

DSC00113.JPG

1号機のCDPlayerは本体や部品のOEMが多い中、本機はTechnicsが当時使用されてるLSIやIC、ピックアップ(半導体レーザー)などすべてを自社開発し、シャーシーもダイキャスト一体型の堅牢な作りで非常にこだわりを感じさせるマシンでした

DSC00067.JPG

追 記 2019/01/14
久しぶりにSL-P10を撮ってみました。

DSC08095.JPG

寒い時期には若干アイドリング(10~15分)が必要です。

DSC08098.JPG

シルバーフレームのTechnicsらしいデザインです。今でもいい音を奏でてくれます。

DSC08099.JPG

プリアンプSU-A6 パワーアンプSE-A5 (1980年)の組み合わせはデジタルアンプの音質とはまた違った澄んだ音色を再生してくれる良いデバイスです。また機会があればレビューします。

DSC08100.JPG

CDプレヤーの1世代目は特徴的なデザインでした。古いデバイスはなるべき定期的に電源を入れ、再生するようにしています。放っておくと動かなくなります。

DSC08096.JPG

コメント