LD

LDとVHD
80年時代VHS方式とベータ方式のビデオ競争と同様にビデオディスクもVDH(Video High Density Disc)とLD(レーザーディスク)がも規格競争が起こっていました。DVDやBlu-rayのような書き換え可能なディスクではなく映画などのメディア再生が立ち位置でありビデオテープ以上の高画質と利便性を注目されていました。

Laser Disk
パイオニア1社が規格したレーザーディスク
レーザーディスクはディスク表面に刻まれた微細な凹凸(ピット)にレーザー光を当て、その反射光の変化を読み取ることで映像や音声を再生する光ディスクでした。現在のDVDやBlu-rayと同じ原理ですが、デジタル情報を記録するこれらの後発メディアと異なり、レーザーディスクは主にアナログ信号を記録していました。
 
このビットに記録されたアナログ信号を光センサーで読み取った反射光の変化が、電気信号に変換されこの信号が、記録された映像や音声の情報となる仕組みでした。
パイオニアは1970年代から単なるオーディオメーカーからの脱却とさらなる飛躍を図り、ビデオ関連の研究開発を進め、光学式のLD規格に可能性を見いだしました。
LD-7000 (PIONEER) 1983年

 世界初の半導体レーザーを使用した家庭用レーザーディスクプレーヤーです。従来のガスレーザープレーヤーに比べ、小型化、安定性、低コスト化を実現したモデル。PIONEERレーザーディスクの黎明期の代表的なモデル。

レーザーディスクは針を使わない光方式だから(カタログより)

レーザーディスクを支える数かずの新技術。

高密度に記録されたディスク盤から、映像信号と音声信号を正確に読みとり、多彩なトリックプレイを可能にするには、従来の音響機器とは比較にならない高精度な技術が要求されます。レーザーティスクでは、半導体レーザーの採用に加え、ディスクの回転を高精度で制御するクォーツPLL方式のバルス幅変調スピンドルサーボ。ランダムアクセス時にピックアップをすばや(追師させるバルスドライブ方式スライダーサーボ、ピックアップとティスクの距剤を一定に保たせるフォーカスサーポ、レーザービームのトラックのズレを铺正するトラッキングサーポなどの7つのバイレベル電子サーポシステム、さらに専用LSIなどを採用。長年にわたって培われてきたバイオニアのレーザーディスク技術の経験と実積が豊富に生かされ、高い信頼性を実現しています。

ディスクの磨耗がなく
安定したクォリティが
維持できます。

レーザーディスクのピックプップは、高性能半導体レーザーを使用した非接触式。一般のオーディオレコードのように、ピックアップの針とディスクは接触していないのて、ディスクの磨耗がありません。したがって、カラオケ/ゲーム/学習ディスクどて、同じ箇所を何度も繰り返して再生しても、ディスクには影響ありません。また、お気に入りの映画/音楽ディスクも、レーザーディスクらてはの美しい映像と、ダイナミック
なサウンドが「変わることなく楽しめます。

ヨゴレやホコリに強く
ディスクの取り扱いが簡単。

レーザーディスクのディスク盤は、従来の針を使ったオーディオレコードのように信号が表面にでていません。保護膜でコーティングされており、その上から半導体レーザーが信号を読みとるので、ヨゴレやホコリに強く、指紋などがついても大丈夫。音と映像の再生にはほとんど影響ありません。だからディスクの取り扱いも、一般のオーディオレコードにくらべて手軽て簡単。ジャケットから出して、ディスクに直接手で触れることができます。

鮮やかな映像と
迫力のハイファイサウンド。

映像の鮮明度を決めるのが水平解像度。レーザーディスクの水平解像度は350本以上を実現しいますVTRが「250本程度であることを考えと約1.5倍のアッズ、鲜明度が一段と向上しますから、通常の再生時ははもちろん、静止画やスローモーション時にも、クォリティの高い映像を再生します一方、音声部は独立した2チャンネル。多重音声や、定位のすぐれたステレオ再生が楽しめますしから間波数特性は、20~20,000Hzと素晴いサウンドも同時に実現しれた。

長時間の静止画が可能。
多彩なトリックプレイも
思いのまま。

標準ディスクでは、長時間の静止画再生が可能。お気に入りのシーンをピックプップして楽しめます。また、スローモーション、コマ送りなども楽しめます。LD-7000ては、正逆両方向に9段階のマルチスピードコントロールをはじめ、〈チャプターサーチ>、〈フレーム(タイム)サーチ〉のランダムアクセス、<2点間リピート>などの多彩なトリックプレイも可能に。いずれもピック
アップとディスクが非接触てある光方式ならてはの大きな特長てす。

ピックアップに半導体レーザーを使ったLD-7000

ピックアップ修理

LDP-150 (Sony) 1984年  レーザーマックス  PIONEER製のLD-7000のOEM

光を使うディスクはススんでる。寿命も画質も音質も、ひときわ光る。
集中リモコンで呼び出し、飛ばし見自由自在。光で楽しむレーザーマックス。

ソニーがレーザーディスクプレーヤー市場に名を出した記念碑的モデルであり、LD方式(光ディスク方式)普及期の象徴的な一台です。
ベース機は上記のPIONEER LD-7000でした。デザインはソニーの手が若干入っていますがLD-7000とそれほど違いがありませんでした。

画質は若干手が入れられた感じで、LDP-7000と比べるとコントラストが高く、シャープな画質でした。

ソニーのレーザーディスク1号機

LD-7000(1983年5月発売)の教育向けモデル。

LD-8200D (PIONNER) 1986年
パイオニアのレーザーディスク方式の優位点
 当時、画質(精細度)を表す要素に水平解像度がありましたがVHDのそれが240本以上だったのに対して、LD規格では350本以上と明らかに上であり、映像機器としての基本性能でも上回っていました。LD方式は光学式ピックアップによる非接触再生方式のため、いくら再生してもディスクが劣化しない、(アクリル部の経年劣化はありますが)という点が実用上の大きなメリットでありました。対するVHD方式は針による接触式のためディスクの耐久性に一抹の不安があり。レビューにもありますが再生回数が増えると劣化がひどくなり、画面に盛大なノイズが出たり、ついには再生そのものができなくなったVHDディスクがありました。
 ディスク自体の素材には課題があり、吸湿性のないポリカーボネート素材のCDとは違い、レーザーディスクは吸湿性のあるアクリル素材の為、水分を吸い込むなどして、反射材であるアルミを腐食させるというリスクが存在しました。

LD/CDV/CDコンパチブルプレーヤーでCDV対応の初号機

CLD-99Sのリモコン(CU-CLD007)をハードオフで購入

片面再生の高画質LDプレヤー

ソニーレーザーディスク機のフラッグシップ

修理編1

修理編2

番外編

光ディスクの黎明期に登場したハイエンド機。

パイオニア初期のフラッグシップ機。

VHD(Video High Density Disc)
  各社が参入したVHD規格(日本ビクター、松下電器産業、東芝、シャープ、三洋、三菱電機、赤井電機、オーディオテクニカ、山水電気、富士通ゼネラル、ケンウッド、ヤマハ、日本電気などの11社)
VHD(Video High Density)は、1980年代に日本ビクター(JVC)が開発したアナログ式のビデオディスク規格です。 VHDは静電容量の変化を検出して映像と音声を読み取る仕組みであり、LD方式のような物理的な溝に書き込むとは異なり、溝がないディスク表面の微細なピットをスタイラスが電子的に追跡します
このディスクはスタイラス(針)とディスク表面との間で発生する静電容量の変化を検出して信号を読み取り、映像や音声の情報となりました。 ディスクは導電性のある塩化ビニールを主原料とし汚れや指紋による劣化を防ぐため、プラスチック製のカートリッジに収められています。ユーザーはディスクに直接触れることはできませんでした。

 VHD ビデオディスクは直径が26cm,厚さ1.2mm のカーボンを混ぜた導電性のポリビニールアセテート製で作られています。表面には再生針を導くための溝がなく,ピットと呼ばれる小判形のくぽみがディスクの外周から中心に向って,うず巻き状に連続しています。
このピットの列で構成されたトラックは1mm 当たり約740本あり, トラックピッチは1.35ミクロン,ディスクは1分間に900回転して,トラック1周に4フィールド分,つまり2フレームの映像信号と音声信号が記録されています。
 記録トラックを構成するピット列には,映像·音声情報を伝える情報ピット列と,ピット列の上に再生針を正しくトレースさせるためのトラッキングピット列があり、情報ビットの中間に記録されます。

VHD方式は針による接触式のためディスクの耐久性に一抹の不安があり、再生回数が増えると劣化がひどくなり、画面に盛大なノイズが出たり、ついには再生そのものができなくなったVHDディスクがありました。

National ナショナルVHD DP-450 109,800円
ビデオディスクプレーヤー Disk Load

接触式のVDH(Video High Density Disc)方式のビデオプレヤー

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