HC-20 (EPSON) 1982年 標準価格 136,800円
本機は、EPSONが発売したハンドヘルドコンピューターで本体にBASICが内蔵されていました。
当時のノートPCはどれも持ち運びには重く、大きすぎたが本機はA4サイズで1.6Kgでバッテリー
も長持ちしたことから持ち運びが可能なPCとして人気が出ました。
保存には市販のマイクロカセットが使用できプログラムの保存、読み込みが可能でありました
電源を入れるとMONITORとBASICが現れます。
2を選択するとEPSON Basicが起動します。
簡単なベンチマークです。MZ2000の紹介から始めました。
5 TI$=”000000″
10 A=0
20 For I=1 to 10000
30 A=A+1
40 NEXT I
50 PRINT A
60 PRINT TI$
1分35秒かかりました。かなり遅いです。
MZ-2000 26秒 Z80A(4MHz)
HC-20 1分35秒 日立製 6301 614kHz
本体左にドットプリンターを装備(今でも動きます)。中央にディズプレイ(テキスト20桁×4行)、右に記録用のマイクロカセットドライブ。
キーボードは比較的打ちやすいです。
後部は RS-232C、シリアル端子と電源。
本体スペックは日立製 6301 614kHz(モトローラ 6800互換) デュアルCPU構成
メモリ: ROM:32Kバイト(標準) 最大40KバイトRAM:16Kバイト
キーボード:タイプライタ型 68キー
液晶表示部: テキスト20桁×4行文字フォント:5×7ピクセル
グラフィック:120×32ピクセル
プリンター:24ドット インパクトドットマトリクス方式
拡張インタフェイス:カートリッジ、オーディオカセット、バーコードリーダー RS-232C、シリアル
電源:内蔵ニッケルカドミウム電池、ACアダプタ (100V)
外形寸法:(W)290×(D)215×(H)44mm
重量:約1.6kg
マイクロカセットドライブは別売(25,800円)
同種のPC-8201と並べ見ました。液晶サイズのハンディはありますがサイズ的にはコンパクトです。
当時は、バッテリー(ニッケルカドミウム)により50時間使用が可能でした。今のPCでは
50時間は無理なので本当の意味でのモバイルPCの先駆けでした。
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