コンパクトカメラのようなスタイルで高画質、高性能だったCyber-shot携帯

携帯電話(スマートフォン)
Sony Ericsson Cybershot S001 2009年
 
コンパクトカメラのようなスタイルで高画質、高性能だったソニーの携帯電話 

ベース端末のau製S001 はCybershot携帯として登場しました。Cybershot携帯は本機以前よりdocomoからも発売されていました。 
本機は高画質のカメラ機能と美しい有機ELディスプレイが特徴のCDMA 1X WIN対応携帯電話です。
私的にはDOCOMO製のSO905iCS (2008年)が1番カメラっぽいと思っていましたが、本機のデザインは当時のCybershotそのままのスタイルに携帯電話機能が付いたようなデザインでした。 
本体のレンズカバーをスライドさせるとカメラモードのオン/オフと連動した仕様はコンデジそのもので当時の国内最高クラスとなる808万画素CMOSセンサー「Exmor」を装備していました。
カメラ面はシンプルなデザインで、レンズカバーをスライドするとカメラモードになります。バッテリーカバーの境目がレンズカバーに隠れていて見えないなど細かいところに凝っているなどこだわりの強いモデルです。 
このセンサーは有効素子が8.1MピクセルのCMOSセンサー。ソニー製の「Exmor」センサーを搭載して、レンズはF2.8で、画角は35ミリ相当(35ミリカメラ換算)でした。 
本体の左側面には卓上ホルダ用の充電端子と平形ヘッドフォン端子、外部接続端子が配置されています。 

右側面には、シャッターキーと再生キー、上下キー、操作ロック用のスライドスイッチがあります。 

本体上部はワンセグ用アンテナと赤外線ポートがあります。 

携帯デバイスとしてはスライド型でスライドさせるとテンキーが現れます。ディスプレイ下部には十字キーとソフトキー、クリアキー、発話/終話キーが配置されています。

ここらへんの構造はまさに携帯電話です。
 
フルワイドVGA表示に対応した3.3インチの有機ELディスプレイは撮影後の確認には十分なサイズ。このスペックは当時では世界初でした。 
カメラを起動しました。操作画面はソニーのコンデジ「サイバーショット」シリーズに似ているIUです。ソニー得意の左右の端に情報エリアがあります。 
この時期のサイバーショットに搭載されていた顔検出・笑顔検出: 人の顔や笑顔を自動的に検出してピントを合わせるおまかせシーン認識」や「スマイルシャッター」、「顔キメ」など、手軽に美しい写真を撮るための機能が充実している携帯でした。
また手ブレ補正機能による動きによる手ブレを自動で補正してくれます。 
本機が登場する頃はこのブログも当時使用していたサイバーショットDSC-T30(2006年)で撮影していました。 
この頃使用していたサイバーショットDSC-T30(2006年:720万画素)と庭で撮影を行ってみました。

家庭菜園のトマト
S001 

SN3J0003

DSC-T30 
S001は画質的にはソニー固有のハイコントラスト気味の画像ですが悪くはありませんでした。
虫除け用のマリーゴールド
S001 

SN3J0006

DSC-T30 
本機の外観はまさにサイバーショットそのものをイメージした外装ですが反転すると携帯電話そのものという筐体。 
そのモデル以降スペックアップしたSシリーズが発売されましたが、初代の本機が一番ソニーらしいデザイン性の高いものでした。このS001は携帯電話に高画質のコンパクトカメラのギミックを織り交ぜたSonyらしい1台でした。

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