初代Macintoshが発売された1984には既にAppleマウスは存在していました。現在のマウスの原型となったものでした。この歴代のAppleマウスを少しご紹介します。


当時のマウスはMagic MouseのようなBluetooth無線接続のレーザーマウスではありませんでした。


接続も一般的なシリアル端子(DE-9:9本のピンが2列に配置)で接続されていました。


1980年代
Appleマウス(M0100)
初期のAppleマウスは、機能性を最優先に設計されました。四角いブロック状のシンプルな筐体で、当時一般的だった3ボタン式ではなく、あえて1ボタン式を採用しています。


Apple ADB mouse(角形マウス)
角形のシリアル端子からADB(Apple Desktop Bus)と呼ばれる独自のインターフェースで接続され、初代より若干薄くなり握りやすく操作性が良くなりました。


1990年代
Apple ADB mouse2
曲線を取り入れた丸みのあるデザインに変わり、より握りやすさを向上させました。現在のスタイルに近いマウスでした。


Appple USB mouse
初代iMacと同時に発表された、スケルトンの半透明な丸いマウスです。通称「ホッケーパック」マウスと呼ばれました。私的には非常に使いにくいデバイスでした。

初代のAppleマウスが登場した当時、そのデザインや機能は多くのユーザーにとって新たな体験を提供してくれました。特に、独特の形状や操作感は、一部の人々に強く支持されていました。今振り返ると、その使い勝手には少々難点もあったかもしれませんが、今振り返ると当時の魅力は色褪せることないデザイン性を感じます。


2000年代前半のAppleマウスはデザイン性とデバイス技術を上手に融合させていました。2010年代に入るとその思想は更に進化しボタンの物理的な存在を完全に消し去り、マウス表面全体をマルチタッチ対応のタッチパネル式のMagic Mouseへと進化していきました。


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