Beta Hi-Fiビデオデッキ SL-HF66

映像機器
Beta Hi-Fiビデオデッキ SL-HF66 (Sony)1983年10月 249,800円
sonyのBeta-Hi-Fiビデオデッキ。  
VHS規格のHi-Fiデッキは以前紹介したVictorのHR-D725が最初でしたが、同時期にビデオデッキ規格を争っていたBeta規格のビデオデッキとしてはSL-HF77が初号機でその半年後に登場したのが本機でした。  
私が初のBeta機はSL-HF705のハイバンドBeta機で、本機は90年代後半だったと思いますが発売からなかり後に購入し保管してあった1台。
私の家で初めてビデオデッキを購入したのがNational(現Panasonic)のマックロード NV-8800を父親が購入し家のリビングに置いたのが始まりでした。その影響かテレビ録画はVHSから始まり、我が家の機器もVHS-HQ、VHS-Hi-Fi、S-VHS、D-VHSの規格のビデオに進化していきました。(写真はVHSの初代Hi-Fi機Victor HR-D725)
私が初のBeta機はSL-HF705のハイバンドBeta機で、本機は90年代後半だったと思いますが発売からなかり後に購入し保管してあった1台。SL-HF705はVHS-HQ比べても解像度が高かった映像に衝撃を受けたことを今でも覚えていて、それ以降の録画はもっぱらβ機で行っていました。 
久しぶりというか30年ぶりくらいで動かしてみました。しかしテープのローディングは行えましたが音声は問題無さそうでしたが映像がノイズだらけ。
ボンネットを開けてヘッド部分です。β方式は再生機構が複雑でいじりたくないのが本音です。 
基板まわりは半田クラック等は見つかりませんでした。 
ヘッド回り。クリーニングテープを回してみましたがそれほど効果なし。 
ヘッド部を無水アルコールを綿棒を使って拭き取ると意外と汚れが出てきました。(私は技術者ではないのでこの方法が正しいかは不明です。)
この方法が良かったのかは判りませんが、映像ノイズはある程度消えました。 
底部です。埃を取り除いて、接点賦活剤を噴霧して拭き取りました。  404 405
FL管も若干暗いですが実用レベルです。 
DVDからの録画も問題無く行える状態です。 
ブラウン管モニターで再生するとアナログ的な映像ですがベータ方式固有のシャープな映像が表現されます。 
久しぶりにビデオテープでの映像に見入ってしまいました。デジタル映像のような高精細な映像ではありませんがデジタル映像よりも滑らかで自然な表現をしてくれます。ブラウン管(トリニトロン)との組み合わせでは微妙なニュアンスやグラデーションを表現するのに優れているのが特徴です。
30年ぶりに動かしてみたsonyのBeta-Hi-Fiビデオデッキ。SL-HF66 
スイッチ類も磨き直して良い状態となりました。
初号機だけありパネルフレームも質感も高く、メカニカルなビデオデッキでした。私はDATが登場する前にはPCMプロセッサーとの組み合わせでデジタル録音をしていた頃を思い出しました。久しぶりに持ち出してみようかと思っています。

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