V-800X(TEAC) 部品交換
久しぶりに動かそうと持ち出してきたV-800X(9年ぶり)です。
電源を入れたところ起動しました。録音、再生も特に問題はありませんがよく見るとFL管の右側が経年劣化気味。(写真でわ分かりにくいですが左右の輝度が違っています。)
さらにフロントパネルはよく見るとキズがひどいことになっていました。
気になり始めるとフロントパネルやスイッチ類は結構なキズが多いです。
元々だったのか記憶にありませんがちょうどジャンク品(1,000円)が手に入ったのでフロントパネル交換とFL管交換を行ってみました。
フロントパネルの状態も良く、洗浄して入れ替えます。
FL管です。かなりの配線類で入れ替えるのも大変な感じです。
交換パーツが抽出できたので本体のボンネットを開いて交換していきます。80年代前半のデッキなので配線がくもの巣のように張り巡らされています。
フロントパネルの配線を外します。ここもかなりの配線を本体から外します。
正面右側はキャブレーション調整の基板を外し、その下のスイッチ基板のネジも外して行きます。その後中央の録音ボリュームと走行系のスッチ、右側のタイマー基板のコネクターを外すとフロントパネルが外れます。
FL管。電源入れると左右の明るさが違うのが分かります。
FL管の配線はかなりの本数で間違えのないように入れ替えていきます。
元のFL管の配線を外さすに取り出して交換用のFL管を装着した後にコネクターを順々に入れ替えていきます。
方法は単純ですが、本数が多いので大変でした。 9273
FL管の配線を入れ替えて電源入れて見ました。発光が左右バラツキがなくなりました。
分解ついでにデッキ部も取り外してみました。
メカ的には当時のハイエンド機はデュアルキャプタン方式でしたが本機はシングルキャプタンです。
フロントパネルも配線入れ替え装着しました。パネルもキズもなく良い状態です。
スイッチ系も外せたので研磨してきれいになりました。テープを装着して配線ミスがないか機能チェックしました。
インジケーター類も正常で特に問題無さそうです。
今回は運良く部品取り機が手に入って良い状態に戻せました。一部配線が切れてしまい半田付けなどしましたが正味2時間の作業で完成できました。
コメント