時代に翻弄させられたAPSカメラPart2 初代IXY(Canon)1996年 48,000円

カメラ

世界最小のオートフォーカス全自動ズームでAPS機構によりコンパクトでスタイリッシュだった初代IXY

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発売当初、そのスタイルに魅了され購入してしまったAPS型のコンパクトカメラ。価格もコンデジでは高価な48,000円

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デザインも他機にない洗練されたもので外装は特殊ステンレス合金を使用するなど質の高いデザインで持っていたいカメラでした。

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上部は手前がストロボ、タイマー、タイトル選択、赤目緩和ボタン。

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右側からシャッターボタンに表示パネル。

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サイズもかなりコンパクトで縦60mm×横90mmは当時のコンデジを30%も小型化していました。

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背部です。左からストロボボタン、ファインダー、プリントタイプ切り替え、ズームボタンとデザインされています。

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下部にAPSのカートリッジを格納できました。

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当時のコンデジがどれもプラスチック製だったことを考えるとこのステンレス合金製はキャノンはかなり力を入れて開発しその結果非常に高級感ある筐体になっています。

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電池蓋の部分もステンレス製でねじ込み式となかり手間が掛かっていました。

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当時は専用ポーチに入れて持ち出していました。

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本体スペックです
形式:IX240レンズシャッターAF全自動カメラ
画面サイズ:16.7×30.2mm
レンズ:キャノンレンズ 24-48mm F4.5-6.2(35mm換算30-60mm)、6群6枚構成のレンズ
焦点調整:アクティブ・パッシブ・ハイブリットオートフォーカス
撮影距離:0.45m~∞
シャッター形式:絞り兼用プログラム式電磁駆動シャッター
フィルム感度:ISO25~10000
内蔵ストロボ:低輝度、逆光時自動発行式内蔵型ストロボ
電源:リチウム電池CR2タイプ
大きさ:90×60×27mm
質量:180g

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画質はそれなりでした。しかし気軽に持ち出すことが出来るサイズに当時はよく作れたと思いました。サイズが小さいので難しいでしたがレンズスペックが良ければもう少しいい写真が撮れたと当時は思いました。

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前回紹介した一眼レフ機は初号機以降の後継機が出なかったこともAPSが普及しきれなかった要因でした。その後デジタルカメラの急激な普及でAPS規格のカメラは1996年に発売され2000年代の初頭には絶えてしまいました。手前は初代と同じデザインのIXY DIGITAL 10(2007年)

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この時期のCanonのコンデジ、一眼レフのデザインはステンレスフレームを上手にデザインした何とも言えない素晴らしいものでした。

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