PC-9821Lt/540A(NEC) 1995年

NEC(PC-80,88,98)

PC-9821Lt/540A(NEC) 1995年
携帯型カラー液晶の98NOTE。

TFTカラー液晶を採用し、重量も2.3kgと当時としては軽量でWindowsを持ち運びが可能だった98。

カラーで画面解像度もVGA(640×480)となりWindows環境にも対応できました。

携帯を重視したため、キーボードはピッチが短く、キーストロークも浅い。

正面左側。 TypeII x 2(Type III x 1)を装備。

PCカードを2枚刺せました。

背部。プリンタ(セントロニクス準拠)、RS-232C、マウス(ミニDIN)など

右側。リセット。サムボールボタン。

Windows使用下ではサムボール内蔵は重宝しました。

CPUも i486DX2(50MHz) とWindows3.1を動かすにも十分でWin95も可能だった。

本機はメモリ9.6M搭載していてWindows3.1もある程度快適でした。

本体スペックは
CPU:i486DX2(50MHz)
メモリ:7.6MB搭載
HDD:540MB
LCD: 9.5TFTカラー
VRAM:テキスト12KB グラフィック512KB
解像度(640×480ドット)
ポインティングデバイス:サムボール内蔵
FDドライブ:外付け3.5インチ(3モード対応)
通信ポート RS-232C:セントロニクスハーフ14ピン
拡張 TypeII x 2(Type III x 1)[JEIDA Ver4.2/PCMCIA2.1]
外形寸法:264W×209D×45H
重量:2.3kg

Windows3.1。使い勝手は今のOSと比べると見劣りしますが軽くて快適。

但し完全なシングルタスクのみ。

標準のアプリケーションとして一太郎/Loutus 1-2-3(Windows3.1版)がインストールしてあります。

当時のワープロの主流は一太郎でした。

表計算もEXCELではなくLoutus 1-2-3。

Loutus 1-2-3はDOS時代の代表的な表計算ソフト。Windows化に出遅れたのが敗因。

20年前の携帯型PCとVAIO_Pと並べてみました。

20年のデバイスの進化。

本機も含めLの名称の98は「98NOTE LIGHT」と呼ばれていましたがWindows95移行は98NOTE Aile(http://loncelot.blog.so-net.ne.jp/2012-06-08)になりました。98NOTEは携帯性を重視したPCは少なかったですがLシリーズだけはなんとかカバンに入れて持ち出せたデバイスでした。

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