LD-V500はLD-7000(1983年5月発売)の教育向けモデル。
ほとんど変わらず教育用リモコンがワイヤード式。
レーザーディスクプレーヤーとしては2世代目で初の半導体レーザーディスクプレーヤー。初のフロントローディングプレーヤー。
MSX(Palcpm PX-7)は既に紹介済みですが1世代目のMSXでありレーザーディスクのI/O Portと接続することによりランダムスキャン等の制御を専用BASIC(P-BASIC)から行えることが特徴。
デザイン的に操作系もLD-7000と同じ。この世代は2台所有(LD-7000:Pionner、LDP-150:SONY)していますが本機が一番再生は安定している。
フロントは再生とイジェクト(停止)ボタンのみで基本的にはリモコンがないと操作ができません。
業務用(教育)だけあってシンプルなカラーリング構成です。
電源をいれてみました。
フロントローディングタイプですがオート式ではなくトレイが押し出されるセミオート式。 1288
ディスクを再生してみました。
直径30cmの光ディスクは今となってはかなり大きいです。
この世代はガスレーザーから半導体レーザーに切り替わった初期型。半導体レーザーは経年劣化で特に初期型は読まなくなる個体が多いです。
再生環境はブラウン管(PROFEEL PRO KX-34HV2)を使用。レーザーディスクは液晶パネルで鑑賞するよりブラウン管のほうが色の再現性も良く良い映像を出力してくれます。
映像的には色合いの良い映像でソニーのレーザーディスク機よどハイコントラストではない解像度の高いアナログ映像を見せてくれます。
近くにあったLD-S1と比較してしまうと無理があります。LD-S1は映像の安定感、発色の美しさは格別です。
本機はレーザーディスクとしてのデバイス性能では初期型に属しますが、I/O PortによるPCとの接続の拡張性は未来を感じさせるものでした。
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