正式名はPlayStation Portable。PlayStation発売10周年を記念して発売されました携帯型ゲームデバイス。
当時の携帯型ゲーム機はロースペックなものが多かった中、これも当時先端だったPlayStation2をそのまま小さな筐体に凝縮させた最強の携帯型デバイスでした。
私が購入した初代PSP(PSP-1000)も発売されて16年が経ち、アナログスティックの誤動作によりまともにゲームがプレイできない状況で交換してみました。
まだ、Amazonで部品売っています。580円。3日ほどで届きました。純正品ではありません。
交換自体はそれほど難しくはなく、バッテリーケース内のネジ4本とそれ以外の本体むき出しのネジ3本を外します。
7本のネジを外すと正面のフェイスパネルが外れます。
アナログスティック自体は2本のネジを外すだけで交換終了でした。
右が故障した純正品、左が580円のアナログスティック。
今回は初期型2台(ブラック、ホワイト)を交換して完了です。
PSP内部、このボディになかりつけ込んだ感が見受けられます。
私も初号機(PSP-1000)2台と液晶が高品質化し軽量化されたPSP-3000、新しいコンセプトのPSP-goを所有していました。今回更にジャンク品2台が加わりました。
初号機2台はマルチプレイやアドホックで対戦などが可能なソフトが多く、子供と当時対戦するために2台購入しました。
私も発売日に購入し、一緒に購入したリッジレーサーのグラフィックとゲームレスポンスは今でも忘れられない体験でした。
無線LANモジュール(IEEE 802.11b)を標準搭載し、本機はゲームだけではなく音楽、映画、インターネットを全てこの1台に集約できることをコンセプトとしていました。
デザインもポリカーボネート素材を使ったクリアブラック(ホワイト)調の筐体は高級感もあり単にゲーム機の枠を越えたモバイル機として幅広く普及していったデバイスでした。
正面。中央の液晶と一体感のあるデザイン。表面は反射が多く指紋は付きやすい
液晶の下部にはHOME、音量-/+、ディスプレイの明るさ、サウンド、SELECT、STARTなどの各ボタンが並んでいました。
上部、左からLボタン、赤外線ポート、USB端子、UMDのオープンスイッチ、Rボタン
下部、面。左からヘッドフォン/マイク端子、充電用端子、電源端子が配置されています。
背部、左はバッテリ、中央はUMDドライブ、右はメモリースティックDuoスロット。
メモリースティックDuoスロット。
ゲームボタン部は本体左前面。Lボタンは透明のプラスチックがはみ出すような形になっている。その下に方向キーと、アナログパッド。
本体右前面。△、○、×、□のボタン配置はプレステーションのコントローラーと同じ
初号機(PSP-1000)を購入後はマイナーチェンジしたPSP-2000はスルーしていましたがその後発売されたPSP-3000はLCDを高品質化し、画面のコントラストもかなり向上した為、明るい場所でも見やすい高精細な映像を演出できたデバイスでした。
また、マイクが内蔵されてヘッドホンが無くてもSkypeなどが使用出来るようになった。デザインも持ちやすいように改善され、ゲームのテレビ出力機能もプログレッシブ方式とインターレース方式の両方が可能となった。
PSP-3000を初めて操作した時は、高品質な液晶画面。そしてかなりの軽量化などデバイスの進化を感じました。
PSPデバイスはハードウェアの進化も進み、さらに小型、軽量化されたPSP-N1000が登場しました。
本機は16Gフラッシュメモリーを内蔵したスライド機構のギミックを持ったデバイスとして登場しました。
本機の特徴はUMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)という新しい規格のドライブを採用していました。このドライブは事実上PSP専用メディアでMDやMOのようなカートリッジに光ディスクが入っていました。
SONYはこのUMDでゲームメディアの覇権を狙ったようですが時代は既にネットワークに配信が主流となり時代の移り変わりに対応できなかったのも事実でした。後のPSP-go(PSP-N1000)では既に遅くこの時期には既にスマートフォンゲームに移行しつつあった時期に重なったのも不幸でした。 9213
一部ではファームウェア(OFW)をカスタムできるカスタムフェームウェア(CFW)が導入され、複数のゲームをメモリースティックDUOからの起動が可能となりディスクのランダムアクセスのロス解消など様々なメリットを生みました。 9199
PSPは結果として携帯ゲーム機の枠から脱出出来ず終わってしまいましたがハードウェアのポテンシャルは高く、大量のメモリと十分なコンテンツがあればポータブルAV機器に近い質感があったのに残念だったデバイスです。
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