Betamax SL-HF705 (Sony) 1986年 標準価格19,8000円

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映像機器

ビデオデッキというイメージから脱却しオーディオ的なデザインを持つスリムなβ方式のビデオデッキ。

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ビデオデッキの中では珍しいフロントローディングタイプのビデオデッキ。

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カセットデッキを彷彿とさせるメカニカルで非常に気に入っているデバイス。

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当時、私が初めて買ってもらったベータ式のビデオデッキでした。

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今では引退して実家のラックにしまってありましたがまだしっかりと動きます。この機種もβⅠでの記録が可能。

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この時期のβビデオはハイバンド、Betahi-fi方式がトレンドでした。

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本機の特徴はテープ残量が確認できるカセットローディング方式。イジェクトボタンにより手前にローディングしてきます。

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ビデオテープを挿入することにより本体にローディングしてきます。

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open/closeボタンを押すことにより再生中でもテープの走行状態が確認できる仕組み。

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正面左から電源スイッチがあり、蛍光管表示部はタイムカウンター、時計、音声情報、チャンネル表示がありその下にピークレベルメーター

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正面にテープ走行ボタン(再生、巻き戻し、早送り、停止、一時停止)、その下にインデックスボタンと特殊再生ボタン。インデックスは録画や再生中にインデックス信号を打ち込むと自動に頭出しができる機能。また特殊再生は静止画、コマ送り再生、スロー再生、オートプレイ、ピクチャーサーチなどができました。

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前面扉の中はチャンネル(タイマー)ボタン、インデックスマーク、各種トラッキング調整など細かいパラメーター調整用。

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背部は映像/音声入出力端子が並びます。この世代はまだS端子は未搭。

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筐体はかなり重量はありますがビデオデッキとしてはスリムでオーディオラックに並べても遜色のないものでした。

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取説とリモコン。

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本体スペックは
録画方式:回転2ヘッド ヘリカルスキャンFM方式
録音方式:ベータハイファイ方式(2チャンネル)、ステレオ再生、二重音声再生可能
映像信号:NTSCカラー、EIA標準方式
最大録画・再生時間:βⅠS:100分、βⅡ:200分、βⅢ:300分
早送り、巻き戻し時間:約4分
音声周波数特性:BETA Hi-Fi[ON]MPX FILTER[OFF]20Hz~20kHz
ダイナミックレンジ:80dB BETA Hi-Fi[ON]86dB
ワウ・フラッター:0.005%
入力出力端子
映像/PCM入力 ピンジャック
映像/PCM出力 ピンジャック
音声入出力  ピンジャック
コントロールS,L
外形寸法:430×80×410mm

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実際に最近録画したソースをテープに録画してみました。

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映像はHI-BAND記録/再生が可能で高画質なβⅠーS モードも搭載し、美しい画を再現するDA PRO4ヘッドを搭載していました。

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テープもSONYのMasterHGを使用。

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デジタル映像とは違いアナログ映像としての良さが味わえます。

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本機の良さはスリムでオーディオ機と並べられるデザインとスルムさを備え、フロントローディングなどのギミックなど他社にない特徴的なデバイスでした。βの良さは家庭用のビデオとしてコンパクトなカセットで録画/再生ができ、画像と音のクオリティーにこだわったフォーマットだったのではないでしょうか。

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