CDPlayer D-50 (Sony) 1984年
ジャケットサイズのコンパクトCDプレーヤーの1号機
今までのレコードをシステムを揃えて聴く形からCDを家から持ち出すという新しい概念を作ったのも本機からでこのコンパクト型のCDPlayerの登場で一気にレコードからCDへと普及した担い手となった一台。
外装が深みのある光沢のブラック調でこの塗装がよりコンパクト感を出しています。現在のピアノブラックのような塗装ですが、当時としてはかなりコストが掛かっていた塗装方法だったようです。
蓋を開けた状態です。
30年を超えていますがピックアップもまだ元気です。
操作系はフロント部に集中されて配置されるデザインです。
再生、早送り、巻き戻しの各種キーを特に大きくし、操作性の向上と簡便さを併せ持っていました。
円形アクリル窓からイジェクトキー、そして操作系のボタンまでのデザインはソニーらしく質の高いデザイン。
表示部のシンプルで再生時間と曲番号の表示のみ。
背部は電源とφ3.5mm のミニジャックの出力端子。
電源部とピンジャック出力部です。φ3.5mm のミニジャックからピンに出力させています。
音質的には初期のプレーヤーなので高音域が強調され硬い音質です。
このコンパクトで美しいポータブルプレヤーをを初代CDP-101の2年後に作ってしまったソニーの技術力とマーケティングは素晴らしいものでした。
発売から30年近く経ちますが今でも十分いい音を聴かせてくれます。
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