TEAC V-909RX 1982年 修理編

オーディオ機器

もともと思い入れのある機種でしたので色違い(ブラック)をヤフオクで落札。

送られてきたものはそれほど程度は悪くなさそうな感じでした。

イジェクトと再生可能とありましたがまともに動かず、電源を入れると勝手に巻き戻しが始まるような有様でした。

このレベルは私では修理が出来ないため、以前部品取り用に買っておいたV-909RX(インジケーターのLEDは既に使用済み)の基板とついてでにデッキ部分の入替を試みました。

この部品取り用もカウンター、レベルインジケータは既にダメになっていますが、スイッチやデッキ部分、基盤はまだ使える状態のものです。

まずV-909RX(black)のキャビネットを開けます。基盤間のコネクターの数が非常に多いのでマーキングしないと元に戻せないほどの数です。

手前のフレームを外し、前面のパネルから外していきます。

パネルを外し、次はカセットデッキ部を外します。

配線をマークしながらすべて外していきます。

デッキ部。

コントロール部も怪しいので基盤も外していきます。

部品取り用も同様にデッキ部と基盤をすべて外します。

デッキ部とコントロール基盤を入れ替え、再配線した状態。

デッキ部はコントロールが可能(再生、録音)となり、インジケーター類も表示されます。

最後にボリュームコントロール部を入れ替えて終了。

この時代はチップの集積化がそれほど進んでいないためかなりの配線でした。

部品取り機からの移植はとりあえず成功。

本機の紹介は以前紹介しましたので省略しますが、80年代TEACの多機能な3ヘッドリバース機の代表的な一台でした。

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