CLD-99S (PIONEER) 1987年 158,000円
LD/CDV/CDコンパチブルプレーヤーでCDV対応の初号機。
ジョグダイヤルを搭載した多機能コンパチブル。
このジョグダイアルで可変速度の再生・逆再生ができるようになりました。LDが規格上アナログなので若干のノイズが入ってしまいます。
また、CDプレイヤーのように10個のキーがありダイレクトに曲(映像)を選択できます。
4倍オーバーサンプリングデジタルフィルター。オプティカル出力でアンプと接続すると意外といい音が出ます。
表示用蛍光管パネル。購入当初は接触不良でトレイを空けると消えてしまう状況でした。内部を開けて接点賦活剤で改善。
当時のCD機のように情報量は多い。
本機は映像フレームをメモリに保存して静止画やストロボなどのエフェクトができましたが実際はそれほど実用性はありませんでした。
トレイを開けてみました。LD/CDV/CDが収納可能。
背部です。アナログ出力、オプティカル出力。
残念ながら映像出力はS端子出力はなく、コンポジェットですがプロフィールに出力するには向いています。
裏側ですが、ハニカム構造+銅メッキでコストが掛かっています。結構厚みあり高音質設計のようです。
LDP-150と同様に中森明菜のCROSS MY PALMを再生。
前回のLDP-150と比べると解像度は高く、色調もしっかりと表現されます。
本機は3世代となりCLVコマ送り用デジタルメモリ初搭載、LDのデジタルオーディオを4倍オーバーサンプリングしてD/A変換出力、音声もオプティカル出力などスペックアップした世代でした。画質的にはアナログでしたがビデオテープにはない劣化の少ない映像はすばらしいものでした。
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