VAIO PCG-505V/CBP (Sony) 1999年
薄くて軽量な最後の505(無印)でデバイスとしての進化も最終系。
505シリーズは 505⇒505X⇒505EX⇒505G⇒505GX⇒505R⇒505RS⇒505RX⇒505S⇒505SX(HDD4G)⇒505V でN505シリーズに移行していきました。
505シリーズはチップセットが430TXのみのシリーズでMMX Peintium 133MHzから最終は300MHzまで進化(クロックアップ)していきます。
液晶も10型のSVGA(800×600)から10型SVGA(1024×768)になりました。
本機もベースは505V(SVGA)ですが液晶部のみ(SXGA)に入れ替えてあります。
MMX Pentiumとしては最高クロックの300MHzとメモリ128MB搭載していました。
キーボー自体は初代からそれほど変化がなくストロークが短いわりにはちゃんとタイピンができます。
ポインティングデバイスも感圧式のスライドパットは精度も高く左右ボタンもしっかりと押せます。
本体左側はヘッドホン出力、オーディオ入力、USB端子、iLink、電源、FD端子、 ※将来の拡張用ポートリプリケーター端子が並びます。
背部はシンプル。
505はこのヒンジ部分がデザインの特徴の1つ。
右側はPCカードスロット、電源スイッチ、プログラマブル・パワーキーと赤外線
CPU: MMX(R)テクノロジーPentium(R)プロセッサー 300MHz
2次キャッシュ 512KB(マルチバンクDRAM)
チップセット 430TX PCIチップセット
メインメモリー 標準/最大 標準64MB(SDRAM) 128MB
拡張メモリースロット(空き) 専用メモリースロット(0)
グラフィックアクセラレーター NeoMagic、MagicGraph128XD+(NM2160)
ビデオメモリー 約2MB
表示モード 約6万5千色(1024×768ドット)
フロッピーディスクドライブ 3.5インチ(1.44MB/1.2MB/720KB)FDD×1 (外付け)
ハードディスク 約6.4GB
外部接続端子 ●赤外線通信ポート(IrDA Ver.1.1)×1
●USB端子×1 ※将来の拡張用●ポートリプリケーター端子×1●ヘッドホン出力×1
●FDD端子×1●オーディオ入力端子(ステレオミニジャックライン入力)×1
●専用ステレオスピーカー(PCGA-SP5)用端子×2
●モデム用モジュラージャック×1
PCカードスロット TypeII×1、ZVポート対応、CardBus対応
オーディオ機能 Sound Blaster Pro互換、モノラルスピーカー、内蔵モノラルマイク
内蔵モデム 33.6Kbps(V.34)/14.4Kbps(FAX時)
ポインティングデバイス ペン操作機能対応タッチパッド
電源 ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
本体外形寸法 幅259mm×高さ22.2mm×奥行208mm
質量 約1.22kg
本機が505シリーズの最後になります。初代505からCPU、チップセットなどは進化をしてきましたがデバイス的には限界にきている状況でこれ以降はあたらしいデバイスデザインの505に進化していく必要がありました。
当時この薄さと軽さ、そしてマグネシウム合金を使ったVAIO 505というコンセプトはなかなか他メーカーが作ることができなったPCでした。
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