CDP-501ES (Sony) 1983年 標準価格168,000円
Sonyの第2世代にあたるCDPlayer。
本機の特徴は通常のプレヤーはトレイ部やピックアップの移動部位にゴムベルトを使用するが、これらの劣化消耗部位にベルトを使用せずギアのみで稼働させている構想が特徴。
以前購入した時にはディスクトレイに問題はなかったのですが、今回紹介するにあたって出してきたらローディング不良。
イジェクトボタンを押してもモータ音はするのですがトレイが出てきません。この機種は駆動部にベルトを使っていないのでベルトが原因と考えられませんが、とりあえず中を開けてみました。
モーター、ギア関係は底部を開きます。
よく見るとお決まりのグリスが硬化しているのがわかりました。
消エタと綿棒で拭き取り新しいグリスで塗布して終了。トレイのフレーム部分のグリスも同様に拭き取りました。
これでトレイの修理を完了としました。(ちょっと怪しいですが)
ついでに上部のボンネットも開けてみました。
内部はパーツの密集率が高いです。
電解コンデンサの液漏れはない様子。
トレイは厚めの重厚感があるタイプです。
フレームは銅メッキ処理されておりコストがかかっています。
フレームはしっかりと厚めのもので重量が重いのもわかります。
背部はラインアウト(2系統)とアクセサリー端子?とBEEP音スイッチです。
CDを再生させてみましたが特に異常もなかったので今回は簡単か調整だけで済みました。
このCDP-501ESはESシリーズとして初のCDPlayerであり、当時のSonyが物量を投入した意欲的なマシンでした。構造的にはcdp-101とそれほどかわらないので2世代目と呼べるか不明瞭ですがSonyとしてのしっかりとした物作りのスタンスは覗えます。
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