手のひらにすっぽり。超小型Cyber-shot Uシリーズ

カメラ
手のひらにすっぽりと収まる小型・軽量(87g)の超小型Cyber-shot Uシリーズ
Uシリーズ登場は衝撃的でした。
初代DSC-U10(2002年)は以前ブログで紹介しましたが、この超小型カメラは初代から進化し画質も向上し、最終的には回転式や防水機構を備えたカメラと進化していきました。 
今回は200万画素にスペックアップしいつでも携帯し、気軽に写真が撮影できるマイナーチェンジ版のU20とボディデザインが一新され質感が向上した3世代目のU30を紹介します。 
サイズも初代のコンセプトを継承しながらも性能は少しずつ進化してます。  
また、基本的は操作系、インターフェイスは継承し変わらなかったのも特徴です。 
Cyber-shot DSC-U20 (Sony)  2002年
初代サイバーショットDSC-U1は画期的なコンセプトでしたがカメラとしてのスペックは物足りない(130画素)部分がありましたが本機は機能面(CCD解像度)を底上げしたデバイスです。 
初代とボディデザインの変化はありませんでした。 
しかし、1番の進化は初代のウイークポイントであった130万画素CCDから200万画素にスペックアップした点が最大の特徴です。 
筐体は初代と同様に全身スチールフレームで質感は高いです。手前のパネルをスライドさせるとレンズが現れ電源が起動します。 
。レンズは5ミリ換算で33ミリ相当、F2.8レンズはAFで10センチまで寄れます。またカメラのユニット部はオートフォーカスでに10センチまでのマクロ撮影が行えました。開放値F2.8 レンズはかなりの近位まで近づけます。 
本体上部です。Play、静止画、Movie(MPEG1、音声なし)の切り替えスイッチ。操作系をフレームで分けるなど細かいデザインが施されています。 
本体スペックは                    
撮像素子:正方形画素、原色フィルター、プログレッシブスキャン、Super HAD CCD
カメラ有効画素数:有効211万画素
レンズ焦点距離:単焦点 F2.8 f=5mm(35mmフィルムカメラ換算f=33mm)
AF合焦範囲:0.1m~∞ フルレンジオートフォーカス
シャッタースピード:自動
液晶モニター:1.0型 反射型LCD(LCD画素数:約6.5万) LCDライトON/OFF
フラッシュ:自動/自動赤目軽減/強制発光/発光禁止 推奨撮影距離 0.5m~1.8m
記録媒体:メモリースティック
画像圧縮形式:静止画:JPEG、 動画:MPEG1(音声なし)
画像サイズ:静止画: 1632×1224, 640×480ドット
動画: ビデオメールモード   160×112ドット
デジタルI/O:USB端子(mini-B)
電 源:単4形ニッケル水素充電池×2, USB電源供給(PCにUSB接続した場合のみ)
外形寸法:約84.5×39.8×28.6mm(幅×高さ×奥行き)
USBのmini-Bがあるため、特別なドライバがなくてもストレージとして認識されるので、画像の転送は簡単です。 
電源は単4電池2本で起動きどうします。 2716
記録メディアは今となってはレガシーデバイスとなってしまった、板ガム形状のメモリスティック。 
反射型液晶。バックライトを消しても、外光があれば視認性は問題ありませんが、1.0型 反射型LCD(LCD画素数:約6.5万)はさすがに小さい。
 
メニュー画面。解像度やセルフタイマーなどの設定を行なう。メニューはシンプルで見やすく、操作もわかりやすい。 
Cyber-shot DSC-U30 (Sony)  2003年
ボディデザインが一新され質感が向上した3世代目。
 
U10からU20まではボディ形状も変化がありませんでしたが本機から一新されスライディング式のレンズカバーに自撮り用のミラーが付いていたのも特徴でした。 
この凸面鏡はそれほど写りはよくありませんが今で言う自撮り時に巨像が写る目安になります。 
1/2.7インチの210万画素(有効200万画素)プログレッシブ“Super HAD”CCDや、焦点距離5mm(35mmフィルム換算で33mm)、F値2.8の単焦点レンズには変更がありまえんが撮影シーン寄ってはU20と比べると違いがわかります。 
上部の操作系は変化はありません。 
操作系は大きな進化はありませんでしたが屋内での撮影を重視し(従来の約3倍)、反射型液晶と透過型液晶の両方の特徴を備えたハイブリッド液晶パネルを採用していました。 
電源系は変化がありません。 
本体スペックは
撮像素子:正方形画素、原色フィルター、プログレッシブスキャン、Super HAD CCD
カメラ有効画素数:有効211万画素
レンズ焦点距離:単焦点 F2.8 f=5mm(35mmフィルムカメラ換算f=33mm)
AF合焦範囲:0.1m~∞ フルレンジオートフォーカス
シャッタースピード:自動
液晶モニター:1.0型 ハイブリッド型液晶(LCD画素数:約6.4万)
フラッシュ:自動/自動赤目軽減/強制発光/発光禁止 推奨撮影距離 0.5m~1.8m
記録媒体:メモリースティック
画像圧縮形式:静止画:JPEG、 動画:MPEG1(音声なし)
画像サイズ:静止画: 1632×1224, 640×480ドット
動画: ビデオメールモード   160×112ドット
デジタルI/O:USB端子(mini-B)
電 源:単4形ニッケル水素充電池×2, USB電源供給(PCにUSB接続した場合のみ)
外形寸法:約約85×40.3×29.7mm(幅×高さ×奥行き)
U20からは撮影環境に合わせ、絞り・シャッタースピード・色調整などが自動化され、夜間撮影用の“夜景モード”と、スキー場などでの撮影を想定した“アクティブアウトドアモード”の2モードを追加されるなど使いやすさに重点を絞った強化が施されていました。 
同じ環境下で撮影してみました。若干個性の違いが出ています。
部屋にあるデバイスデザインが気に入っているBeoSuond5 上がU20 下がU30
庭の夏椿の葉。上がU20 下がU30
若干逆行気味のSUBAR SVXのリアビュー。上がU20 下がU30
この2つのモデルは初代モデルが大ヒットした後、初代U10のコンセプトを継承しながら更なる進化を遂げた2台でした。コンデジ最盛期の時代。ソニーらしいこのコンセプトモデルは今、手に取って撮影しても楽しいものです。 

最後に手のひらにすっぽりと収まるサイズがわかり難いので我が家のカメラで1番大きい、フルサイズの一眼レフα900と並べてみました。私的には今でも本当に小さくて軽いカメラです。

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