Betamax PRO SL-HF900 (Sony) 1985年 修理編

映像機器
ジャンクで購入し10年程放置状態だったSL-HF900MKⅡを直してみる。 
購入したのを忘れていて納戸の奥から出てきたデッキ。 
外観も汚れと腐食が進んでいて動くかどうか怪しい状態。(記憶では通電確認のみ動作未検証だった。) 
電源は入りました。βテープを挿入してみました。がローディングギアの音はしますががテープはローディングされませんでした。10年以上も放置していたので仕方ない。 
ボンネットを開けて内部を見てました。ローディング不良の原因はカセコンかメカ部のいずれかと想定。  
まず見たのがテープセンサー。ググれば見つかりますがテープのローディング確認用のセンサーのバネ止めから外れ。 
予想どおりバネのフックが折れている状態でした。 
フック部の補修。これでテープがローディンされたときに有ると判断されるはず。
これでテープはローディングされるようになりましたがカセコンのギア部から異音(常にモーターが動いている状態)とイジェクトが上手くいかない状態。ネジ4カ所外してコネクターを取り外します。  
ローディングベルトを外せば取り外しが出来ます。 
カセコン外してみました。 
カセコン横のスイッチ部が常に入った状態。正常なのは下の状態。  
この状態を元の正常な状態に戻していきます。 
内部を開けて古いグリスを除き調整してみました。 
なかなか改善せず、とりあえず予備の正常なカセコンをいれかえてみたところローディング、イジェクト共に改善しました。  
ついでにFL管(蛍光表示管)も暗いのでフロントパネルを外してフィルター部を洗浄、フロントパネル部もクリーニングして完了です。次回は録画など機能チェックを行いたいと思います。 

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