WORD BANK NOTE BOUTIQUE PWP-NT (EPSON) 1988年

その他

A4サイズで軽量なモバイル指向のワードプロッサ

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私にとっては2代目のワープロでした。当時は大学生で毎日毎日レポートに追われる日々に使用していたものです。

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当時父親が精工舎(EPSON)に務めていた関係でワープロは全てEPSON製で1台目はWORD BANK F(1987年)が初めてで本機は2台目。

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WORD BANK Fはプリンター内蔵の大型機でさすがに持ち運びが難しく、当時EPSONはハンドヘルドコンピュータ(HC-20:1982年)など小型デバイスを得意としていて、本機も大型のワープロ専用機が多い中プリンターを分離した機種もありましたが何れも2kg前後で気軽にバックに入れて持ち運ぶものはなく本機は1.2kgで当時としてはかなり小型なデバイスでした。

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外見的にはワープロそのものです。デザイン的には折りたたみ式ではなくボディに液晶を搭載したフラット型。A4マガジンサイズで重量1.2kg、単三電池で10時間程度は稼働するスペックはなかなかありませんでした。

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液晶部はそれほど大きくありませんが5行表示で長文を書くのには若干無理がありましたが外である程度文章を入れ、家でWordBank Fで編集するようなスタイルでした。

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キーボードはワープロ専用機とあってモバイル端末のわりにはキーサイズも大きくストロークもありますが現在のキーボードのような打感が”カチ”というような感じではなくソフトな感じ。

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内蔵ソフトウェアは文章機能の他に住所録、スケジュール管理が選択できました。

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正面左側は端子類は装備されていません。

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背部はプリンター端子を装備

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右側。外部記録装置としてICカードスロット。リセットスイッチ、コントラスト。丸形のRS-232C端子。電源。

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サブネームはBoutique

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起動画面です。システムが起動したので文章もタイピングできます。

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文章は連文節変換がなんとか出来る程度。現在の感覚で文章作ろうととするとプロセスが違うので感覚が慣れるまでに時間がかかります。

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電卓機能があり文章作成中に割り込み計算が出来ました。

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住所録

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スケジューラー。30年前なので使い方をイマイチ覚えていなくて使えません。

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最近導入したVAIO11と並べてみました。サイズ的にはほとんど違いがありません。

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30年前に重量1.2kg前後でバッテリーの心配もなく文章作成ができ、カプラー経由ですが通信も出来た。モバイル機の先駆けだったデバイスです。

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本機の特徴は単三電池で4本あれば何処にでも持ち運びが出来ることで、当時大学でのレポートを書くことが多かったの小型でバックに入り、私にとって打ってつけの端末でした。

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