名機と迷機 PlayStation (Sony) 1994年、PlayStationClassic (Sony) 2018年

ゲーム機

名機と迷機? 初代PlayStation1は3Dポリゴン機能を搭載したSONY初のゲーム機でした。そして初代プレステーションを複製し忠実に再現した小型のプレステーションクラシックが発売され今頃になって開封したので初代を持ち出して比較してみました。

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Part1:初代PlayStation
ソニーが先行するとセガ、任天堂に対して3Dポリゴンの表示機能を活かした初めてのゲーム機

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CPUに32ビットRISCプロセッサと大容量のCD-ROMにより、今までの二次元的なゲームから脱却させたマシン。特に3Dポリゴン描画(リアルタイム3DCG)は当時のPCや他のゲーム機とは格段に高い性能をゲームで表現していました。

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デザイン的にはグレー基調の箱形の筐体の中心に当時としては新しいメディアであったCD-ROMドライブを配置し、両脇に2つのボタンのみというシンプルで斬新なデザインでした。

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また今ではスタンダードとなっていますが当時のコントローラはパット式でありコントローラにグリップ付きとなったのは本機からでした。

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後期には中央部に2本のアナログスティックと振動機能付きコントローラのDUALSHOCKが標準となりゲームの没頭感が更に増した。

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背部には各種端子が装備されています。初期はS端子やビデオ端子(ピン)、パラレル入出力など豊富でした。

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初代プレステーションは今更説明する必要もないデバイスですが発売時期や性能によって型番が複数ありました。私も複数台の型番の違うものを所有しています。

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SCPH-1000:初期型番で、背面にRCA端子/S端子/AVマルチ端子/パラレル入出力端子など多くの端子が搭載されている。通気口が少なく熱を持ちやすい。またディスクチェックが甘くMOSチップによるコピーが可能な機体でした。

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SCPH-3000:S端子差し込み口削除。
SCPH-3500:通常1個のコントローラーを2個付属。
SCPH-5000:この型番以降で、ゲーム内で起こるバグを修正。
SCPH-5500:ビデオ端子(RCA規格)削除。
SCPH-7000:DUALSHOCK付属。画像処理プロセッサのバージョンアップにより画質向上。CDコントローラー(LSI)集積化
SCPH-7500:サウンドCPU、CDコントローラー集積化、パラレル入出力端子が搭載された最後の型番となる。
SCPH-9000:パラレル入出力端子削除。
SCPH-100 :最終型番、メニュー画面変更、専用液晶モニターの追加
(左はSCPH-7000、右はSCPH-7000)

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本体スペックは
CPU:32ビットRISCプロセッサ MIPS R3000A(クロック:33.8MHz)
サウンドCPU:SPU(16bit ADPCM),2.0chステレオ24ch
GPU:カスタムチップ(最大1677万色、解像度256×224~640×480)
メインメモリ:2MB
VRAM:1MB
対応メディア:CD-ROM

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初代PlayStationはゲームがドット中心の時代からポリゴン画は衝撃的でした。

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発売当時はセガサターンも32bitゲーム機として勢いがありましたがキラーゲームとして96年早々にFF7がPSで出ると発表されて状況はガラリと変わりました。

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PlayStation1はブラウン管でゲームするほうが実はグラフィックの解像度からも綺麗でプレイしやすいです。

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PlayStationはソニー自身はもちろんのことサードパーティーによる質の高いゲームを持つなどRPG、アーケードそしてハードの特性を活かした3Dソフトが出て流れをPSに引き寄せていきました。

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