クリエ PEG-N700C (Sony) 2001年

Tablet/PDA/ポケットPC

クリエ PEG-N700C (Sony) 2001年 open価格49,800円
音楽機能が追加されPalm機能の枠を超え、多機能とデザインにこだわったCLIE

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私が初めて購入したPalmOS機。

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もともと気にはなっていたデバイスでしたが画面解像度が低い(160×160)こともあってなかなか購入に踏み切れませんでいしたが、本機は高解像度(320×320)のバックライト搭載の液晶と音声再生機能を搭載していたため、まあなにかに使えるだろうという感じで購入したことを覚えています。

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当時のスタンダード規格(Palm)では高解像度や音楽再生機能はサポートされておらず本機は魅力的なデバイスでした。またソニー好きの私にとってソニーブランドのPalm機だったことも影響しています。

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デザインも従来のPalm機の特徴であったビジネス機っぽいのがなくなり、サテンシルバーとアルミ合金のボディで個人ユースをターゲットとしていたマシンです。ひとつ残念なことは音声再生やハイレゾなど高スペックの代わりに重量も重たくなり、シャツのポケットに入れるにはすこし厳しい感じがしました。

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液晶部分は当時STN液晶が主流でしたが本機はTFT液晶で明るくコントラストがはっきりしたタイプで、従来の暗いイメージから大分変わってきているのが大きな特徴でした。。特にPalmOSが日本語版なので日本語がちゃんと読めるのが特徴だった。

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本体のレスポンスはけっして「速い」ものではなかったが同時期のWindowsCE機と比較すると十分高速だった。このレスポンスの良さがPalmOSの最大の特徴ではなかったと思います。

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操作性はソニーお得意のジョクダイアルが本機にも搭載され、またBackボタンも搭載されていて片手での操作が手軽に行えたのが特徴でした。当時は主にOutlookの予定表のシンクロと音楽再生を中心に使っていました。

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本体スペックは
OS 日本語版Palm OS ver.3.5
CPU Dragonball VZ(33MHz)
メモリー 8MB(DRAM)*1/8MB(Flash)
インターフェース*3 USB/赤外線(IrDA(1.2))
LCD表示装置解像度 フロントライト搭載反射型TFTカラーディスプレイ 320×320dots
外形寸法 71(W)×118.5(H)×16.8(D)mm
質量 約160g(スタイラス含む)

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オーディオ機能 周波数特性 20Hz~20,000Hz 記録媒体 マジックゲートメモリースティック
記録方式 ATRAC3方式
音楽再生時使用可能時間*5 約11時間(ディスプレイ消去時)/約3時間(ディスプレイ表示時)
電源 リチウムイオンポリマー充電池(内蔵)
使用可能時間 通常使用時約15日間

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音声再生機能は当時Sonyが推奨していた音声フォーマットATRAC3でMP3などは扱えなかった。しかも記録媒体のメモリースティックは著作権保護機能付きの(MagicGate)を使用しなければいけなかった。リモコンは標準的なキーもので先端がスタイラスの代わりにもなった。音自体は専用のDSPが内蔵されていて良好でした。Palm版ウォークマンっていう感じです。

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当時はスケジュール管理ができ音楽や動画、写真の管理などさまざまなニーズに対応できてデバイスといえばPalm、WindowsCE、Zaurusなどさまざまなデバイスがありました。その中でも多機能でありOSレスポンスもそこそこ良く、本体サイズもポケットに入れられるものはCLIEも含むPalm機ではなかったでしょうか。

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